移動労働者の安全のために休憩場・配達保険を義務化しなければ/韓国の労災・安全衛生2024年07月14日

韓国プラットフォームフリーランサー労働共済会と民主党労働尊重実践国会議員団は、12日に「移動労働者の猛暑・暴雨対策の点検と休憩場の活性化方案作り」をテーマに懇談会を行った。/韓国プラットフォームフリーランサー労働共済会

プラットフォーム移動労働者が、仕事中に休める憩いの場を拡大すべきだと要請した。配達ライダーと道路の安全のために、プラットフォーム会社が有償の運送保険に加入する責任を負うように、制度を改善して欲しいという提案も出てきた。

韓国プラットフォームフリーランサー労働共済会は14日に、移動労働者の安全のために、憩いの場の拡大支援と配達用保険への義務加入制の導入などが必要だという意見を『共に民主党』に伝えた。共済会と民主党労働尊重実践国会議員団は12日、「移動労働者の猛暑・暴雨対策の点検と憩いの場の活性化方案作り」をテーマに懇談会を行った。プラットフォームに従属している特性上、仕事を止めることができず、休む権利が保障されていない移動労働者の苦情を公論化し、憩いの場の活性化方案を模索するために用意した席だ。

この間共済会は、移動労働者の「移動憩いの場活動」を行い、韓国労総・全国連帯労組プラットフォーム配達支部は「ミネラルウォーター分かち合いキャンペーン」などを行ってきた。懇談会でプラットフォーム配達支部のソン・ドンヨン支部長は「移動労働者の憩いの場の造成のために、配達ライダーが多いソウル市の区庁たちと協議をしたが、関連規定がなく、設置が難しいという返事を聞いている」と話した。雨天時の滑り事故を予防するため、マンホールの蓋に滑り止めペイントの使用も提案した。配達労働をするパク・グンスさんは、最近、『優雅な兄弟たち』が有償運送保険への義務加入制を廃止したことを批判し、「配達ライダーは勤労基準法上の労働者でないという理由だけで、配達料の削減などに対して何の対応もできない。」「国会が取り組んで、企業が配達ライダーの安全に責任感を持てるようにして欲しい」と要請した。保険加入にプラットフォーム会社が責任を負うように、制度改善をして欲しいという趣旨だ。

京畿道は道内に28ヶ所の移動労働者休憩所を設置している。懇談会で、京畿道は憩いの場の設置拡大のために、政府段階での予算の支援が必要だとした。富川市の「移動労働者憩いの場」運営室長は、悪天候時の作業中止権の基準を作り、健康診断の時に仕事ができない時間に対する所得の保全対策を強調した。

民主党は懇談会の意見を国会に反映すると約束した。ソ・ヨンギョ労働尊重実践団長は「現場懇談会で出された意見が、立法、予算、政策に反映されるよう、細心に調査する。」「国会で代案と解決法を模索する」と答えた。

2024年7月14日 毎日労働ニュース チェ・ジョンナム記者

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