2019年1月以降の安全センター情報「世界から」のコーナーに掲載してきた韓国関連ニュースを当サイトにまとめてアップし、現在、逐次更新中です。
2005年1月から2018年12月までの分は、関西労働者安全センター機関誌の「関西労災職業病」に連載していました。この部分については、以下を参照ください。
当サイトの「韓国ニュース」に掲載されている記事は、韓国で発行されている「日刊毎日労働ニュース」、「民衆の声」、「京郷新聞」、「労働と世界」などから安全衛生・労災・職業病に関連した記事を選んで日本語に翻訳したものです。
記事のセレクトと翻訳はすべて中村猛氏が担当しています。
中村猛氏は日韓民主労働者連帯代表、関西労働者安全センター事務局次長として、長年にわたり日韓労働交流に力を尽くし、いまも現役です。
「日刊毎日労働ニュース」とは、
1993年創刊された労働専門のメディアで、現在はオン・オフラインで発行されている。民主と進歩、福祉と平和を主として主張し、進歩的な主張、労働運動の発展と社会進歩を支持している。保守的な経済紙の観点に対して、労働と進歩に基盤を置いた見解と論調を維持し、特定の利害関係によって偏向しない正論を追求し、労働と進歩の全てのものを盛り込んだオン・オフラインの統合媒体の構築を目標にしている。主な事業は、日刊毎日労働ニュースの発行、インターネット・レイバートゥデイの運営、出版編集業・サービス事業など。日刊毎日労働ニュースは、日本の写真週刊誌を連想させる雑誌で、これが日刊紙であることに、すなわち、それだけ労働関係の題材があることと、その取材力量は驚くばかりである。会長のパク・スンウプさんは元々は学習塾の経営者で、その収益のすべてをこの事業につぎ込んでいると言われている。
by中村猛
「日刊毎日労働ニュース」サイトは、http://www.labortoday.co.kr/
「民衆の声」とは
民衆の声は、2000年5月15日に創刊された韓国のインターネットメディア。進歩的な論調を堅持し、資本と権力に対抗し、労働者をはじめとする民衆の闘争を報告するために力を注いでいる。特にSNSで広く流通している。韓国のメディア環境は、いわゆる「記者クラブ」的なシステムだが、2008年に警察庁担当記者の資格を、その後国会と政府省庁に正式取材許可を得た。2006年から2009年まで、軍事独裁時代の1985年に創刊された韓国初の抵抗メディア「月刊マル」の編集を代行していた。既成メディアがアクセスすることを好まない進歩的議題と現場の高い密着性を示している。
by中村猛
「民衆の声」サイトは、https://www.vop.co.kr/
「京郷新聞」とは
『京郷新聞』は、カトリック財団の新聞として、1946年10月6日に創刊された。創刊当初は反共的・保守的な性格だったが、1959年、李承晩・自由党政権に対する不満から、政権に対する野党性と反独裁路線を明確に打ち出すようになった。1959年4月には強制的に廃刊させられたが、四月革命によって1960年4月に復刊する。その後、何度かの深刻な経営難を経験し、1998年に韓国初の社員株主会社となった。政治的には中道左派だが「中道メディア」に分類される。フェミニズムに好意的で人権問題に関心を持ち、人権に関するテーマを多く扱う。全泰壱が訴えた平和市場の縫製工の労働問題を取り上げたことでも知られる。民主労総の事務所は、京鄕新聞本社ビルの中に所在する。
by中村猛
「京郷新聞」サイトは、 http://www.khan.co.kr/
「労働と世界」は、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の機関紙。
目次
- 昨年下半期に重大災害が発生した事業所は22ヶ所・・・経営責任者の実刑は1名/韓国の労災・安全衛生2026年03月31日
- 「産業災害との戦争」宣言にも・・・事業主の責任で死亡した労働者が16人増えた/韓国の労災・安全衛生2026年03月31日
- 我が国は安全になった・・・労災を除いて/韓国の労災・安全衛生2026年03月30日
- 今年12月に「地方労働監督官」が発足・・・地方自治体「制度の定着のために人員等の支援が必要」/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
- 作業中に転落死した労働者・・・最高裁「危険を放置した現場所長の責任」/韓国の労災・安全衛生2026年03月20日
- 全教組「高熱の中でも授業を行い、亡くなった教師・・・劣悪な労働環境が生んだ社会的な殺人」/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
- 「息子と連絡が取れない」大田工場火災で行方不明者の家族、足が震える/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
- 大田の現代自動車の下請け部品工場で火災、14名が死亡/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
- BTS公演前後、光化門周辺のサラリーマンに『有休強要』/韓国の労災・安全衛生2026年03月18日
- 勤基法違反通報の76%が職場内ハラスメント、小規模事業所の労働者の『苦痛』/韓国の労災・安全衛生2026年03月17日
昨年下半期に重大災害が発生した事業所は22ヶ所・・・経営責任者の実刑は1名/韓国の労災・安全衛生2026年03月31日
重大災害処罰法に違反し、昨年下半期に刑が確定した事業所22件が公表された。有罪が確定した経営責任者24人の内、実刑を受けたのは1人に止まった。 雇用労働部が2025年下半期に刑が確定・通知された重大産業災害が発生した事業 […]
「産業災害との戦争」宣言にも・・・事業主の責任で死亡した労働者が16人増えた/韓国の労災・安全衛生2026年03月31日
昨年、職場で事業主の責任によって命を失った労働者は、前年より16人増えて605人になった。李在明政権が「産業災害との戦争」を宣言したものの、むしろ事業主の責任で死亡した労働者の数が増えている。 雇用労働部が公表した『20 […]
我が国は安全になった・・・労災を除いて/韓国の労災・安全衛生2026年03月30日
市民は韓国社会が全体的に安全にはなったものの、産業災害の問題は依然として深刻だと考えていることが判った。 韓国安全保健団体総連合会は、3月16日から18日にかけて市民1013人に実施した国民安全認識度調査の結果を発表した […]
今年12月に「地方労働監督官」が発足・・・地方自治体「制度の定着のために人員等の支援が必要」/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
12月から、広域自治体が30人未満の小規模事業所の労働監督を担当する『地方労働監督官』制度が施行されるが、弱点解消のための支援が必要だという提言が出た。地域の事情をよく把握している自治体が直接現場を確認し、産業災害を防止 […]
作業中に転落死した労働者・・・最高裁「危険を放置した現場所長の責任」/韓国の労災・安全衛生2026年03月20日
建設現場で外国人労働者が転落死した事故に関し、最高裁は「現場所長が具体的な作業指示を出さなかったとしても、予測可能な危険を放置した場合は責任者として処罰すべきだ」と判断した。 最高裁判所は、国内の建設会社の現場所長の業務 […]
全教組「高熱の中でも授業を行い、亡くなった教師・・・劣悪な労働環境が生んだ社会的な殺人」/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
京畿道・富川市の私立幼稚園に勤務していた20代の教師が、インフルエンザの合併症で死亡した事件を受け、全国教職員労働組合は「劣悪な労働環境が生んだ社会的な殺人」と主張し、職務上の災害認定と制度改善を求めて行動を起こした。 […]
「息子と連絡が取れない」大田工場火災で行方不明者の家族、足が震える/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
20日に火災が発生した大田市の自動車エンジンバルブ製造業者・安全工業工場の前には、救助作業を行う警察官や消防士だけでなく、事故後に連絡が取れなくなった家族を待つ人々もいた。 連合ニュースによると、火災現場にいた60代の女 […]
大田の現代自動車の下請け部品工場で火災、14名が死亡/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日
大田(テジョン)市大徳区の現代自動車の下請け部品工場で発生した火災によって行方不明となっていた14名全員が、死亡したことが確認された。 21日、雇用労働部と消防庁などの情報によると、前日の午後11時3分に東館2階の休憩室 […]
BTS公演前後、光化門周辺のサラリーマンに『有休強要』/韓国の労災・安全衛生2026年03月18日
21日のBTS公演を前に、近くの事業所で有給休暇の取得を強要したり、休業を通知する事例が続いている。会社が特定の日に有給休暇を一括で指定することは違法性があるという指摘が出ている。 『職場の甲質119』は「会社は光化門 […]
勤基法違反通報の76%が職場内ハラスメント、小規模事業所の労働者の『苦痛』/韓国の労災・安全衛生2026年03月17日
昨年、従業員5人未満の事業所からの職場内ハラスメントの通報は2907件に上った。常時雇用者が5人未満の事業所は法の適用対象ではないにも拘わらず、問題が次々と発生した。職場内ハラスメント禁止法(労働基準法第76条の2と3) […]
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