タルク・タルク含有化粧品中のアスベスト検査方法に関する予備的勧告

US FDA, Executive Summary1, 2020.1.6

2018年秋に連邦食品医薬品局(US FDA)は、消費者製品の安全性に潜在的に影響を及ぼす可能性のある3タルク中のアスベスト及び健康上の懸念のある他の鉱物粒子の標準化された検査方法の開発を支援するために、8つの連邦機関2の代表からなる消費者製品中のアスベストに関する機関間ワーキンググループ(IWGACP)を組織した。IWGACPは、タルクがアスベストの源になっているという推定を伴う、タルク含有化粧品中にアスベストが存在している報告への対応として組織されたものである。2017年以降、アスベストの存在のために、アメリカ及び世界(カナダ * 、オランダ ** 、台湾)で小売業者によるいくつかの消費者製品の自主的リコール *** があった。

タルクは、化粧品、食品、ダイエットサプリメント、薬品、医療機器、セラミックスや美術材料を含め、多種多様な消費者製品に使用されている、含水ケイ酸マグネシウム鉱物である。原料タルクはアスベスト及び関連鉱物も含有しているかもしれない鉱山から入手されている。タルク鉱石の精製によるアスベストの除去は非常に困難である。それゆえアスベスト及び同様に生物学的に活性な鉱物粒子による汚染を避けるために、タルク鉱床及び鉱床内の採掘箇所の慎重な選択が必要である。消費者製品中の成分として使用する原料としての適合性を確保するためには、タルク中のアスベストを検出する適切な監視方法が利用可能であることが不可欠である。

アスベストにともなう健康ハザーズは十分に立証されている。連邦諸機関や最先進国、世界保健機関(WHO)には、アスベスト曝露の知られた安全レベルはないという一般的な同意がある。いかなる源からであってもアスベストの吸入は、石綿肺または胸膜プラークにつながり、あるいは肺がんや中皮腫の発症につながるかもしれない、肺内における瘢痕様組織の形成を生じさせ得ることから、安全上の懸念である。アスベストへの曝露はその他のがんの発症にもつながるかもしれない。4
原料として使用されるタルクの純度に関する懸念は、多数の消費者製品の検査結果がアスベストについてポジティブだった1970年代初期に高まった。しかし当時、アスベスト検査方法の開発はまだその初期段階だった。1976年に化粧品産業は、化粧品工業会(CTFA)J4-1法を用いたタルク原料の自主的アスベスト検査を実施した。製薬産業へのタルク供給業者は、タルクが「アスベストの不在[Absence of Asbestos]」についての米国薬局方(USP)の要求を満たすことを証明するために同様の方法を用いている。現在まで、両方の方法はX線回折(XRD)または赤外分光法(IR)に依拠しており、XRDまたはIRがタルク中の角閃石または蛇紋石鉱物についてポジティブだった場合にのみ偏光顕微鏡(PLM)が続く。電子顕微鏡を用いる方法と比較して特異性と感度の欠点が長い間認められているにもかかわらず、CTFA J4-1及びUSPの方法は標準検査方法のままである。

2010年にFDAはUSPに対して、適切な特異性を確保するためにタルク中のアスベストについての現在の検査の改訂を検討するよう求め、2014年にタルクUSP専門家パネルは、タルク中のアスベストの測定について電子顕微鏡方法を要求するタルクUSPモノグラフの更新を勧告した(Woodcock, 20105; Block et al. 20146)。最近の化粧品の検査からの報告は、感度の欠点のゆえに光学顕微鏡(偏光顕微鏡:PLM)はときどき、たとえタルク中にそれらが存在していたとしても、アスベストや同様の鉱物の微細な粒子を検出できないことを示している。さらに、アスベスト検査に専門技能をもつ現代的ラボラトリーは、タルク含有消費者製品の検査を依頼したときに、通常の手続として電子顕微鏡を用い、PLMだけに頼ってはいない。こうした知見は、たとえPLMの知見がネガティブだったとしても、タルク中のアスベストについては透過型電子顕微鏡(TEM)が用いられるべきだという、ワーキンググループのメンバーを含めた多くの専門家による勧告に支持を与えている(例えば、Rohl and Langer, 19747, Millette 20158, Block et al. 20145参照)。

商業、地質学及び法律分野で用いられる「アスベスト」の多くの定義が存在している。商業用語としてのアスベストは、柔軟性、耐久性や耐熱性を含め商業的に有用な特性をもつ6種類の採掘された鉱物のグループのことをいう。鉱物学者は「アスベスト」を、非アスベスト様結晶成長とは対照的に特異な繊維状(アスベスト様[asbestiform])の結晶成長をもつ蛇紋石及び角閃石グループに属するケイ酸塩鉱物と定義している。規制遵守を確立するために必要とされるアメリカのアスベスト規制と検査方法は、鉱物及び商業命名法を用いて各々の規制されるアスベストの種類を特定している。大部分のアメリカの規則は、歴史的に商業的に利用された6種類のアスベスト鉱物-クリソタイル(蛇紋石グループのメンバー)及びアスベスト様リーベック(商業的には「クロシドライト」と呼ばれる)、アスベスト様グルネライト-カミントナイト(商業的には「アモサイト」と呼ばれる)、トレモライト・アスベスト、アンソフィライト・アスベスト、及びアクチノライト・アスベスト(後の5種類は角閃石グループのメンバー)-を特定している。

アスベスト規則と分析の標準方法は、様々な顕微鏡法を用いた、商業または環境設定におけるアスベストの定量化の仕方を指定した多種多様な「係数ルール」を含んでいる。諸ルールは、統計分析を改善するとともに、アスベストが存在することが知られている場合にリスクを軽減する閾値を提供するために、計数を単純化するようあつらえられている。現在まで計数諸ルールは、生物学的活性、明白な毒性または検出・計数されるクリソタイル・角閃石粒子の種類の疫学をとくに考慮してこなかった。それは、鉱物の種類と寸法についての特定の基準を満たすすべての鉱物粒子が報告・計数されることが見込まれるということである。
重要なことには、商品中のアスベストに関する検査方法は、意図的な成分として少なくとも重量1%以上を含有する、またはアスベストが存在することが知られている設定(例えば鉱山、精製所、工場、学校その他の設定)において「バルク材料」を分析するために開発されたということである。バルク材料の分析のための発表された方法は、1%未満の濃度で製品中のアスベストの存在を判定することを意図していなかった。それにひきかえ、アスベストがタルクまたはタルク含有化粧品中の汚染物または不純物である場合には、ありそうな存在量は1%未満の桁の大きさかもしれない。

書かれているように、従うことのできる単一の発表された検査方法がないことから、タルク及びタルク含有消費者製品中のアスベストの分析のために分析ラボラトリーは、大気中または建材中のアスベストの分析を意図した発表された検査方法を採用しているように見える。それゆえ分析報告における潜在的食い違いを調整するのを助けるためにIWGACPは、政府の規制当局、作業及び契約ラボラトリーによる利用のために、タルク及びタルク含有消費者製品中のアスベスト及び他の生物学的に活性なEMPsの分析専用の標準方法の開発を提案する。この領域全体で結果の一貫性を維持するために、厳格な訓練要件、品質保証及び品質管理がこうした方法の実施に付随する必要があろう。

タルク中に低い濃度で存在する個々のアスベストまたは他の鉱物粒子を同定及び定量することの困難は、同じ成分構成と結晶構造をもつが、成長習性の異なる非アスベスト様類似物の存在によって悪化されている。TEMを用いれば、非アスベスト様蛇紋石類似物からのクリソタイルの区別は相対的に容易であるが、各々の非アスベスト様角閃石はアスベスト様繊維に似た粒子に分解し、伸長性[elogate]角閃石粒子が真にアスベストであるか、または非アスベスト様類似物のより大きな粒子が摩耗した結果の粒子であるかをめぐってラボラトリー間に紛争を引き起こす。双方の種類の伸長性鉱物は同様の病理的結果をもつ生物学的活性をもつものと疑われることから、この区別は重要ではない。化粧品に用いられるタルクにアスベストが存在しているかもしれないことを示した最初の報告以来、何を「アスベスト」と呼ぶべきかに関してコンセンサスを欠く状況が続き、アスベストを含有するタルクを原因とした疾病の毒物学的及び疫学的調査を徹底的に抑制してきた。

このコンセンサスの欠如に照らしてIWGACPは、用語法、分析技術、及びタルク若しくはタルク含有消費者製品中のアスベストの定性的及び定量的測定のための基準のための勧告の開発において、適用可能な発表されたアスベスト検査方法9及び他の発表された文書を検討した。そのレビューに基づいてIWGACPは、「最小アスペクト比[すなわち長さ:幅の比率]3:1のあらゆる鉱物粒子」として定義される「伸長性鉱物粒子[elongate mineral particle]」または「EMP」の用語を採用することに関して、ピアレビューされたNIOSHブレティン6210で提供された勧告及び理論的根拠に同意する。それゆえEMPはそれらを吸入可能にする寸法をもつアスベスト様及び非アスベスト様双方の粒子を包括する。NIOSHブレティン62はまた、タルク及びタルク含有製品の分析に適用可能に見える「対象鉱物[covered mineral]」及び「計数[countable]EMP」の2つの用語を導入している。「対象鉱物」は「特定の規則または勧告された基準によって包含される鉱物」、「計数EMP」は「特定の寸法基準を満たし、確立されたプロトコルにしたがって計数されるべき粒子」として定義される。しかし、タルク及びタルク含有製品については、対象鉱物及び計数EMP寸法についての勧告は、NIOSHの勧告曝露限界(REL)のためにブレティン62で議論されたものとは異なる。タルク及びタルク含有製品については:

  • 対象鉱物にはクリソタイル(しかし他の蛇紋石鉱物は除く)及び角閃石グループのメンバー(包括的・商業的に利用されている5種類の角閃石系に限るものではない)が含まれる。
  • 計数EMPsは、確立された諸検査プロトコルの「アスベスト」計数ルールの長さ及びアスペクト比(AR)についてのもっとも包括的な基準を用いて、3:1以上のAR及び0.5μm超の長さをもつものとする。0.5μmという最小長の指定は、TEMサンプリング・分析の国際標準であるISO 10312:2019(付属書C)によって確立された繊維係数ルールと一致しており、またこうした寸法のアスベスト粒子及びEMPsが健康上の懸念を生じさせる可能性があることを示した研究によって支持される11

最適な分析アプローチはサンプル・マトリックスの潜在的影響に対処すべきであり、またしたがって公衆衛生を守るレベルまたは濃度感度を確保すべきである。加えて、アスベスト及び潜在的に懸念のある他のEMPsの健康保護的な同定及び分類をするのに必要なすべての情報を提供するためには、複数のサンプリング及び検査方法を必要とするだろう。関係者の間におけるデータ解釈についての合意を改善し、発表された方法及び計数基準における不一致を解決するために、IWGACPは分析報告書についての最低限の内容及びフォーマットを勧告する。IWGACPはまた、EMPsの検出、定量及び分類のための適切な機器、方法及び計数ルールを提案する。結論としてIWGACPは、以下を勧告する。

  1. 「最小アスペクト比3:1のあらゆる鉱物粒子」としてのEMP[伸長性鉱物粒子]の用語の採用は、鉱物(アスベスト対非アスベスト)同定における曖昧さと不一致を解決するためのNIOSHブレティン62における定義の仕方と一致している。
  2. 検査をするラボラトリーは長さ0.5μm(500nm)以上のすべてのEMPを報告する。
  3. 検査方法は対象鉱物としての角閃石または蛇紋石粒子として同定される計数EMPsを特定する。
  4. 検査方法は試料質量のひとつの機能として対象EMPsの計数及び報告を必要とする。計数する場合、IWGACPは一次及び二次構造体を分類するためにISO 10312[環境大気-アスベスト繊維の測定-直接変換透過型電子顕微鏡法]などのガイドラインを参照することを勧告する。二次構造体における個々の線維は各繊維の寸法を記録して数えることができる。
  5. 対象EMPsについて偽陰性[false negative]報告の原因となる感度の問題を解決するために、PLM[偏光顕微鏡]に加えて、TEM[透過型電子顕微鏡]を名目2万倍倍率で使用する。最も狭い幅が200nm(光学顕微鏡の解像限界)未満のEMPsを含め、クリソタイル及びアスベスト様若しくは非アスベスト様の角閃石鉱物を確実に検出及び同定するために、エネルギー分散型X線分光(EDS)及び制限視野電子回折(SAED)をもつTEMを使用することを、IWGACPは強く勧告する。SEM[走査型電子顕微鏡]は補完的な方法として有用かもしれないが、クリソタイルの同定及びTEM使用によってしか克服できないポピュレーション中の最も狭い粒子の可視化について大きな欠点がある。
  6. 商業用バルクマテリアル中のアスベストの含有量を表現するのにしばしば用いられる単位である「質量百分率[mass percent]」は、重量百分率[weight percent]が繊維数と関係しておらず、またひとつの長い繊維が質量百分率を支配することがあり得ることから、タルク及びタルク含有消費者製品中のEMPsの測定には適当ではない。
  7. IWGACPは#2の基準を満たすEMPsの異なった計数及び分類を有益であろうと結論したものの、検討中には具体的な勧告には合意しなかった。したがって現時点ではIWGACPは、将来鉱物の種類及び寸法などの測定に基づくさらなる分類を許す追加的情報を付して、単一の分類のもとでの対象鉱物のすべてのEMPsの報告及び計数について勧告するものである。

加えてIWGACPは、タルク及びタルク含有消費者製品中のアスベスト及び健康上懸念のある他のEMPsに係る分析方法の信頼性を高めるために努力を向ける領域として、以下を確認した。

  • 偽陰性及び擬陽性の結果を最小化する、タルク及びタルク含有消費者製品専用の分析方法(XRD、PLM、TEM)の検証
  • 試料の代表性を最大化し、エラーや偽陰性・擬陽性の結果を最小化するサンプリング方法の研究及び検証
  • 試料準備、とりわけ対象鉱物の同一性と寸法は変化させないまま感度を改善する処理方法(例えば「濃縮法[concentration methods]」など)に関する研究
  • ラボラトリーと分析者の熟練を評価し、方法検証におけるラボラトリー間の一致を高め、報告エラーを最小化し、潜在的に定量分析の信頼性の改善を提供するために活用できる、既知の濃度の特定のEMPsをもったタルク専用の参照用標準[試料]の開発

※原文PDF https://www.fda.gov/media/134005/download

*  https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/69454r-eng.php
**  https://www.ilent.nl/documenten/publicaties/2018/03/28/rapportage-twee-op-asbest-geteste-producten
*** https://www.fda.gov/cosmetics/cosmetics-recalls-alerts/fda-advises-consumers-stop-using-certain-cosmetic-products

  1. 本文書で表明された勧告及び意見は、IWGACPの主題の専門家における「科学的討議」事項の検討に基づくものであり(討議が進行中でまだ完全に解決または完了していない異論のある諸問題)、必ずしも彼らの機関の意見または方針を反映したものではない。この勧告は連邦政府のいかなる規則の変更の提案を示すものでもない。「IWGACP」または「われわれ」の用語の使用はワーキンググループ専門家のコンセンサス意見をさすもので、個々の専門家または彼らが代表する機関をさすものではない。
  2. 食品医薬品局(FDA)、国立労働安全衛生研究所(NIOSH)、国立衛生研究所(NIH)/国立環境健康科学研究所(NIEHS)、労働安全衛生庁(OSHA)、環境保護庁(EPA)、消費者製品安全委員会(CPSC)、国立標準技術研究所(NIST)及び内務省の連邦地質調査所(USGS)。参加した連邦機関はアスベスト検査及び/または(例えば保健の観点から)アスベスト関連問題に専門知識をもつか、または彼らが成分としてタルクを含有する消費者製品のいくらかを規制しているからである。
  3. 「消費者製品」によってわれわれは、様々な連邦機関によって規制されている、消費者によって使用される製品をさしている。これには、消費者製品安全法のもとで定義される「消費者製品」が含まれるが、それに限定されるものではない。
  4. Asbestos: Selected Cancers(アスベスト:選択されたがん). 2006, 全米医学アカデミーアスベスト委員会. 国際がん研究機関(IARC), 2012, ヒトに対する化学物質の発がん性評価に関するIARCモノグラフ 100C. A Review of Human Carcinogens: Arsenic, Metals, Fibres, and Dusts(ヒト発がん因子レビュー:ヒ素、金属、繊維及び粉じん).
  5. Woodcock, J. (2010) Letter to Roger L. Williams, CEO of USP (October 12, 2010).
    https://www.usp.org/sites/default/files/usp/document/get-involved/monograph-modernization/2010-10-12-letter-from-dr-janet-woodcock.pdf
  6. Block LH, Beckers D, Ferret J, Meeker GP, Miller A, Osterberg RE, Patil DM, Pier JW, Riseman S, Rutstein MS, Tomaino GP, Van Orden DR, Webber JS, Medwid J, Wolfgang S, and Moore K (2014) Stimuli to the Revision Process, Modernization of Asbestos Testing in USP Talc(USPタルク中のアスベスト検査の現代化) USP-PF 40(4)
    https://www.fairwarning.org/wp-content/uploads/2017/12/11TalcDoc.pdf
  7. Rohl AN and Langer AM. (1974) Identification and quantitation of asbestos in talc(タルク中のアスベストの同定及び定量). Environ Health Perspect. 9: 95-109.
  8. Millette JR (2015) Procedure for the Analysis of Talc for Asbestos(タルクのアスベスト分析の手順). The Microscope 63(1):11-20.
  9. 化粧品工業会(CTFA)J4-1法(1976): http://www.asbestosandtalc.com/EMP%20Detection%20Limits%20ASTM/PCPC000960.pdf
    米国薬局方(USP)タルク規格(2011):
    http://ftp.uspbpep.com/v29240/usp29nf24s0_m80360.html; https://www.astm.org/Standard/standards-and-publications.html
    米国薬局方(USP)食品化学物質国際規格(Food Chemicals Codex)(2019):
    https://www.foodchemicalscodex.org/
    様々なASTM、ISO、EPA及びNIOSHの規格:
    https://www.astm.org/Standard/standards-and-publications.html; https://www.iso.org/standards.html
    https://www.epa.gov/asbestos/asbestos-laws-and-regulations
    https://www.cdc.gov/niosh/pubs/all_date_desc_nopubnumbers.html
  10. NIOSH(2011)“Asbestos Fibers and Other Elongate Mineral Particles: State of the Science and Roadmap for Research”(「アスベスト繊維及び他の伸長性鉱物粒子:最新の科学及び研究のロードマップ」), Current Intelligence Bulletin(最新情報ブレティン)62. 保健福祉省. 疾病予防管理センター.国立労働安全衛生研究所. Publication No. 2011-159(March 2011).
    http://www.cdc.gov/niosh/docs/2011-159/pdfs/2011-159.pdf.
  11. 例えば以下を参照, Suzuki and Yuen(2002) Asbestos fibers contributing to the induction of human malignant mesothelioma(ヒトの悪性中皮腫誘発に寄与するアスベスト繊維). Ann NY Acad Sci 982:160-176:
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12562635
    Dodson et al.(2003) Asbestos fiber length as related to potential pathogenicity:a critical review(病原性と関連するアスベストの長さ:批判的レビュー). Am J. Ind. Med. 44: 291-297:
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12929149
    Suzuki et al.(2005) Short, thin, asbestos fibers contribute to the development of human malignant mesothelioma: pathological evidence(ヒトの悪性中皮腫の発生に寄与する短く、細いアスベスト繊維). Int. J. Hyg. Environ. Health 208(3):201-210:
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15971859
    Boulanger et al.(2014)Quantification of short and long asbestos fibers to assess asbestos exposure: a review of fiber size toxicity(アスベスト曝露を評価するための短長アスベスト繊維の定量化). Environmental Health 13:59:
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25043725
    ANSES(2015)Opinion of the French Agency for Food, Environmental and Occupational Health and Safety on “Health effects and the identification of cleavage fragments of
    amphiboles from quarried minerals”(「砕石された鉱物からの角閃石の切断断片の健康影響と同定」に関するフランス環境労働安全衛生機関の意見):
    https://www.anses.fr/en/system/files/AIR2014sa0196RaEN.pdf

安全センター情報2020年4月

(翻訳:全国安全センター)