「その他業務に起因する疾病」~職業病リスト~包括的救済規定による業務上疾病(労災・職業病)について(意義、統計)

1 「包括的救済規定」「その他業務に起因する疾病」とは

いわゆる職業病リストとは、労働基準法施行規則別表第1の2及びそれに基づく大臣告示のことである。

職業病リスト上の疾病は、具体的に原因と疾病が明記された「例示列挙疾病」と「その他業務に起因する疾病」の二つの種類がある。

たとえば、次に引用するように、「例示列挙疾病」とは、一般的に医学的因果関係が認められている疾病として具体的に例示することにより、認定を容易にするためであるとされている。

「この規定(筆者注:具体的列挙規定)は、人の健康を害することの医学的知見が得られている有害因子とその有害因子によって引き起こされることが明らかとなっている疾病を網羅しているもので、この規定に該当することについての一定の要件を満たしていれば、それが他の原因で生じたものであること等の積極的立証がなされない限り、法令上、業務上の疾病とみなされることとなり、その限りにおいて立証責任の軽減の効果がある。また、実際面においてはこれを法定化することにより事業主の災害補償責任の一層の具体化が図られると同時に被災労働者における補償を受ける権利の認識が容易になる効果が生じる。」

(労働省労働基準局長佐藤勝美 序 労働省労働基準局編著「労災保険 業務災害及び通勤災害認定の理論と実際-上巻-」財団法人労働法令協会 平成3年11月25日発行 (以下、理論と実際(上))121頁)

一方、例示列挙疾病ではない疾病であっても、仕事が原因の疾病は数多い。職業病リストの例示列挙疾病ではない疾病については、労災補償の対象にならない、ということではないのである。

そのため、これまで相当数の疾病が「包括的救済規定による業務上疾病」に分類される疾病(=「その他業務に起因する疾病」(以下、その他疾病)として労災認定されてきている。

仕事が原因だと思われる疾病に遭遇した際には、前例や類似疾病の認定事例を調べるための一つの参考資料となる。

2 包括的救済規定による業務上疾病と統計

包括的救済規定による業務上疾病(その他疾病)の労災補償状況について、厚生労働省は毎年、定例調査をおこなっている。

その調査結果は、職業病リストの改訂作業を行う「労働基準法施行規則第35条専門検討会」の会議資料にあり、そこから入手することができるが、厚生労働省はこの調査結果を明示的に公表してはいないので、以下に、「包括的救済規定による業務上疾病」にかかる厚生労働省の調査結果にもとづいて、疾病のリスト及びその疾病についての2016(平成28)年度まで認定件数を紹介する。

職業病リストの基本性格上、例示列挙疾病は職業性疾病全体からみると一部でしかないので、どのような疾病が「包括的救済規定による業務上疾病」という、ある意味、「狭き門」を通って労災認定されているかは重要な情報である。

※厚生労働省資料により、全国労働安全衛生センター連絡会議が作成。
※元資料を稿末に掲載
※( )は直上の太字数字の内数

職業病リスト上
号別区分
傷病性質コード 疾病分類項目1978~2016年度新規認定件数
二の13 02-99-000 1から12までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他物理的因子にさらされる業務に起因することの明らかな疾病63
  1寒冷による四肢の疾患(14)
  2異常高温下で作業したことによる脱水症(14)
  3潜水作業による耳の疾患(14)
  4日光による皮膚炎(水疱形成)(2)
  5潜水作業による硝子体出血(1)
  6低温、密室であるコンテナ内での脱水症(2)
  7航空機圧外傷による内耳障害(11)
  8寒冷化で作業したことによる顔面神経麻痺(1)
  9海水等による皮膚炎(1)
  10潜水病による左大腿骨頭壊死(1)
  11その他(2)

※< >は女子の数

職業病リスト上の
号別区分
傷病性質コード 疾病分類項目1978~2018年度新規認定件数
三の503-99-000 1から4までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他身体に過度の負担のかかる作業態様の業務に起因することの明らかな疾病301 <90>
  1作業態様による腱、筋、神経の疾患143 <37>
  (1)筋肉痛等(22)<13>
  (2)神経麻痺等(121)<24>
①検査工(4)<2>
②プラスチック成形工(1)
③組立工(41)<5>
④研磨、はつり工(9)<1>
⑤その他(66)<16>
  2その他の疾患158 <53>
  (1)脊椎症(45)<12>
  (2)血行障害(21)<7>
  (3)その他(92)<34>
職業病リスト上の号別区分傷病性質コード 疾病分類項目1978~2018年度新規認定件数
四の904-99-000 1から8までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他化学物質等にさらされる業務に起因することの明らかな疾病 1,205
  1単体又は化合物391
  (1)オキシ塩化リンによる急性薬物中毒(5)
  (2)オキシ塩化リンによる鼻炎等(1)
  (3)石灰による薬傷(7)
  (4)ソーダ灰による薬傷(1)
  (5)オゾンによる気管支喘息、中毒、アナフィラキシー(5)
  (6)過酸化水素による薬傷、(両手)接触皮膚炎(5)
  (7)硫化バリウムによる両角膜腐蝕(1)
  (8)次亜塩素酸ナトリウムによる皮膚炎、化学熱傷(23)
  (9)次亜塩素酸ナトリウムによる急性中毒(11)
  (10)次亜塩素酸ナトリウムによる肺水腫又は肺炎(2)
  (11)次亜塩素酸ナトリウムによる角膜びらん(3)
  (12)次亜塩素酸ナトリウムによる気管支炎、咽喉頭炎(5)
  (13)亜硫酸ナトリウムによる皮膚炎(1)
  (14)塩素酸ナトリウムによる両角膜腐蝕(3)
  (15)塩化アルミニウムによる両眼薬傷(1)
  (16)アセチレン及び酸素ガスによる肺炎(4)
  (17)アセチレン及び酸素ガスによる肺水腫(5)
  (18)アセチレン及び酸素ガスによる中毒(呼吸困難等)(1)
  (19)硫化ナトリウムによる角膜腐蝕(1)
  (20)スズによる接触性皮膚炎(1)
  (21)金属ナトリウムによる化学熱傷(2)
  (22)亜鉛溶液による化学熱傷(1)
  (23)二酸化塩素による気管支炎、気管支喘息(7)
  (24)窒素酸化物吸入によるサイロフィラー病(4)
  (25)窒素酸化物吸入による中毒(3)
  (26)重リン酸アルミニウムの反応途中のリン酸塩による薬品熱傷(1)
  (27)ブタンガス中毒(2)
  (28)ケテンガスによる中毒(1)
  (29)メタノールによる接触性皮膚炎(1)
  (30)メタノールによる爪甲剥離(1)
  (31)エタノールによる湿疹、紅皮症、接触性皮膚炎(3)
  (32)エタノールによる急性鼻咽喉炎(1)
  (33)アリルアルコールによる薬傷(1)
  (34)イソプロピルアルコールによる薬物アレルギー、過敏性肺臓炎(3)
  (35)蟻酸による接触性皮膚炎(1)
  (36)酢酸による化学熱傷(9)
  (37)酢酸による角膜炎(2)
  (38)珪酸メチルによる角膜腐蝕(3)
  (39)亜硝酸メチル中毒(1)
  (40)亜硝酸ガスによる中毒(1)
  (41)塩化メチレン中毒(1)
  (42)塩化メチレンによる薬傷(2)
  (43)塩化シアヌルによる気道薬傷(1)
  (44)メチルエチルケトンによる中毒(2)
  (45)メチルエチルケトンによる皮膚炎(1)
  (46)フロンガスによる肝障害、肺障害及び中毒(22)
  (47)六弗化セレンによる肺炎(1)
  (48)アセトニトリルによる中毒(2)
  (49)ジシクロルヘキシカルボジアミドによる角膜浸潤(1)
  (50)パラアニシジンによるメトヘモグロビン血症(2)
  (51)トリクロロメチルクロロホーメートによる中毒(急性肺水腫)(1)
  (52)N-フェニルマレイミドによる薬傷(熱傷)(1)
  (53)パラクロールアニリンによるメトヘモグロビン血症(5)
  (54)5-ニトロ-2-メチルアニリンによる肝障害(5)
  (55)アクリル酸エチルエステルによる接触性皮膚炎(1)
  (56)トリフェニルスズフタベートによる化学熱傷(1)
  (57)オルトクロルニトロベンゼンによる急性メトヘモグロビン血症(2)
  (58)P-ニトロベンゾニトリルによる中毒(1)
  (59)t-ブチルジメチルクロルシランによる中耳炎(1)
  (60)2,2-ジブロモ-2-ニトロエタノールによる化学熱傷、皮膚壊死(1)
  (61)4-クロロ-2-アミノフェノールによる接触性皮膚炎(1)
  (62)トリメトキシアンによる角膜びらん(3)
  (63)フェニルヒドラジン中毒(1)
  (64)パラニトロトルエンによるメトヘモグロビン血症(1)
  (65)トルヒドロキノンによる中毒性表皮壊死傷(1)
  (66)ヘキサメチレンジアミンによるアルカリ腐蝕(1)
  (67)N-・N-ジシクロヘキシカルボジイミドによる皮膚炎(1)
  (68)モノクロルアセトアルデヒド(MCAD)による化学熱傷(1)
  (69)フォッグソルベント(炭化水素)の誤嚥性肺炎(1)
  (70)メチレンビスチオシアネートによる薬傷(1)
  (71)2-クロロ-4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン(CDMT)による接触性皮膚炎、中毒疹等(3)
  (72)プロピオン酸ジョサマイシンによる接触性皮膚炎(1)
  (73)ニッケル液(メッキ溶液)による接触性皮膚炎(1)
  (74)Sマイト水溶液(アルカリ)による両眼化学傷(1)
  (75)ケイフッ素酸溶液(電解液)による皮膚粘膜障害(1)
  (76)サリンによる中毒(32)
  (77)PXCL2(a,a’ジクロロパラキシレン)による炎症(1)
  (78)I1N1T2による接触性皮膚炎(1)
  (79)3,4-オルトトリレンジアミンによる中毒疹(1)
  (80)エトキシメチレンマロン酸ジエチルエステルによる中毒疹(2)
  (81)塩化仮氏有無による皮膚障害(1)
  (82)アルシンガス(ヒ素化合物)による中毒(1)
  (83)ジルコニウムに引火した際に発生したガスにを吸引したことによる上気道炎等(1)
  (84)バリウムによる虫垂炎、気管支喘息、汎発性腹膜炎(5)
  (85)クルタルアルデヒドによる食欲不振(1)
  (86)メチルエチルケトンパーオキサイドによる熱傷(1)
  (87)アルミン酸ソーダによる化学熱傷(1)
  (88)フッ化アルミニウムによる薬傷(1)
  (89)アクリルガス中毒症(1)
  (90)エチレンジアミンによる化学熱傷(1)
  (91)イソシアン酸シクロヘキシルによる角膜化学腐食(1)
  (92)イソシアネートガスによる間質性肺炎(イソシアネート肺炎)(2)
  (93)DMSO(ジメチルスルホキシド)による中毒(1)
  (94)SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)吸引による急性気管支炎等(1)
  (95)1ブロモプロパン中毒(3)
  (96)2-クロロピリジンによる急性肝炎(1)
  (97)4フッ化メタンによる化学熱傷(1)
  (98)インジウム肺(3)
  (99)クロロシランによる化学熱傷(1)
  (100)硫酸亜鉛による化学熱症(1)
  (101)エチレンオキサイドガス中毒(1)
  (102)塩化ベンザルコニウムによる(左角膜)化学傷(1)
  (103)エチルメチルカプタンガスによる中毒(1)
  (104)アステルパーム(人工甘味料)による(右前腕)湿疹(1)
  (105)トリクロルエチレンによる腸管嚢胞様気種症(1)
  (106)ゾテピンによる急性薬物中毒(1)
  (107)リン酸(電解液)による湿疹(1)
  (108)アクリル酸クロリドによる気管支肺(1)
  (109)イソヘキサン(2メチルペンタン)による接触性皮膚炎(1)
  (110)N,N-ジメチル-Pフェニレンジアミン硫酸による接触性皮膚炎(1)
  (111)ハロタンによる急性重症型肝障害、急性一過性精神性障害(1)
  (112)カプロラクタムによるじんま疹、化学物質性気管支炎(1)
  (113)無水酢酸(無酢、アセチルオキシド)による皮膚炎、結膜炎(1)
  (114)γブチロラクトンによる中毒(1)
  (115)ピロールによる薬物性肝障害(1)
  (116)メチルクロロホルマート分解ガス中毒(1)
  (117)その他(102)
  2混合物及びその他814
  (1)理美容師のシャンプー、洗剤又はコールドパーマ液等の使用による接触性皮膚炎等(128)
  (2)洗剤、洗浄剤、洗浄液による湿疹、接触性皮膚炎、中毒、咽頭炎(145)
  (3)トイレ洗浄用薬品による気管支炎、咽喉炎、結膜炎(3)
  (4)洗浄液による皮膚壊死(4)
  (5)洗浄液による両眼アルカリ腐蝕(3)
  (6)洗剤による角膜化学傷、角膜潰瘍(5)
  (7)洗剤による掌角化症(2)
  (8)ゴム金型洗浄剤(アルカノールアミン、特殊カルボン酸塩)による両手潰瘍(1)
  (9)漂白剤による接触性皮膚炎、咽喉頭炎、鼻炎、化学損傷、アレルギー反応(14)
  (10)シミぬき溶剤による気管支炎(1)
  (11)シミ取り液による化学熱傷(1)
  (12)防かび剤による皮膚障害(4)
  (13)防腐剤(クレオソート油)による中毒、気管支喘息(3)
  (14)害虫駆除剤による中毒、皮膚炎(15)
  (15)防虫剤による接触性皮膚炎(5)
  (16)白アリ駆除剤(クロルビリホス)による(有機リン)中毒(3)
  (17)白アリ駆除剤(クロルビリホス)による肝障害(1)
  (18)白アリ駆除剤による皮膚炎、神経障害等(8)
  (19)接着剤(変性アクリレーム、アクリル系ボンド、ロックタイト系等)及び硬化促進剤による湿疹・接触皮膚炎(18)
  (20)接着剤(アセトン、メチルエチルケトン、イソシアネート)による熱傷、中毒(3)
  (21)錆止め剤(アンチラスト)によるアレルギー性皮膚炎(3)
  (22)中和防錆剤(ジャスコM-195)による接触性皮膚炎(1)
  (23)防錆剤(ベンゾチアゾール系、チオシアネート系薬剤混合剤)による中毒疹、湿疹(1)
  (24)錆止め塗料による中毒(呼吸困難、頭痛等)(1)
  (25)排ガス(トリクロロSトリアジン)による細気管支炎(1)
  (26)都市ガスによるガス中毒(8)
  (27)アルゴン炭酸ガス、ヒューム吸入による肺水腫(1)
  (28)除草剤(5%プロマシル剤含有)によるびまん性間質性肺炎(1)
  (29)農薬(EDM、デナポン、グリエムダイファー等)による中毒(5)
  (30)農薬による気道炎、胃炎(1)
  (31)農薬(キャプタン)による気管支炎(1)
  (32)農薬(トリアジン)による皮膚炎(5)
  (33)農薬(エメロン水和剤)アドマイア・ランネードによる中毒(2)
  (34)農薬(チュ-ラム剤)による皮膚炎(1)
  (35)農薬(トルビラン液)による両眼角膜薬傷(1)
  (36)農薬(石灰硫黄合剤)による接触性皮膚炎(1)
  (37)農薬(TPN)による皮膚炎(1)
  (38)農薬(カーバムナトリウム塩液剤)による化学熱傷(1)
  (39)農薬(DD)による化学熱傷(1)
  (40)農薬による化学熱傷(2)
  (41)肥料による化学熱傷(3)
  (42)医薬品・化粧品による接触性皮膚炎、意識障害、頭痛(16)
  (43)コンクリート静的破砕剤による両角膜腐蝕(1)
  (44)コンクリート粉じんの吸引による皮膚炎、肺炎・気管支喘息(3)
  (45)清缶剤(キレートB15L)による薬傷(1)
  (46)機械加工用水溶性切削剤(EC60)による皮膚炎(1)
  (47)切削油(ユシローケンシンセティック#830)による化膿創(2)
  (48)研削切削液による皮膚炎(6)
  (49)助燃剤による火傷及び角膜腐蝕(1)
  (50)デペント液による接触性皮膚炎(1)
  (51)カシュウ液による皮膚炎(1)
  (52)剥離剤による薬傷(6)
  (53)エポキシ樹脂による気管支炎、頭痛等(2)
  (54)ポリエステル配合剤による接触性皮膚炎(1)
  (55)ノニルフェノール、ジノニルフェノール、フェノールの混合液による化学傷(1)
  (56)クエン酸、リンゴ酸、酒石酸ナトリウム混合液による接触性皮膚炎(2)
  (57)ジアクリレート系物質による接触性皮膚炎(1)
  (58)フウイムコントロール剤(パルプ原料に含有)による薬傷(1)
  (59)酢酸ビニル樹脂による湿疹様皮膚炎(1)
  (60)トリポリン酸、無水メタケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウムによる皮膚炎(1)
  (61)溶剤(レジスト、銀ペースト、酢酸エチル他)による接触性皮膚炎(2)
  (62)薬液(珪酸ソーダー、LCグラフト)他による薬傷(熱傷)(2)
  (63)地盤注入(凝固剤)水ガラス系(珪酸ナトリウム)による接触性皮膚炎、皮膚炎後感染症(1)
  (64)消化器充填剤(粉末)による肺炎・咽喉頭炎・気管支炎(2)
  (65)消化器剤の吸入による咽頭浮腫(1)
  (66)ガソリンによる咽頭喉炎、気管支炎、細気支炎、肺炎(2)
  (67)軽油の誤飲による腎機能障害、肺炎(2)
  (68)亜鉛メッキ板等溶接時有害蒸気による気管支肺炎(気管支粘膜の障害)(6)
  (69)金属ヒューム(酸化鉄、鉄等)による気管支喘息(2)
  (70)タンク内溶接作業による間質性肺炎(1)
  (71)ゴム手袋による接触性皮膚炎(13)
  (72)原酒による両角膜腐蝕(1)
  (73)アルコール(酒粕)による急性中毒(1)
  (74)消毒液(ヒビデン、オスパン、アルコール等)による皮膚炎(11)
  (75)電解ニッケル室に発生した煙による化学性肺臓炎(両肺)(1)
  (76)はんだ付け作業による薬疹、気管支炎(2)
  (77)顔料、インクによる接触性皮膚炎、末梢神経障害(6)
  (78)白木の漂白剤(亜塩素酸ナトリウム含有)による中毒、咽頭炎等(3)
  (79)塗料による有機溶剤中毒、神経麻痺(14)
  (80)塗料による接触性皮膚炎(8)
  (81)塗装剤(キシラジュール)による角膜腐蝕、塗装剤(シリコン変化アクリル樹脂)による気管支喘息(2)
  (82)シンナーによる有機溶剤中毒、接触性皮膚炎、結膜炎等(18)
  (83)溶剤(メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール等)による中毒、接触性皮膚炎等(17)
  (84)シャキットスプレー(アクリル樹脂アルカアールアミン液)の誤吸入による気管支炎(1)
  (85)水硫化ソーダ、硫化ソーダ、石灰により発生したガスによる中毒(1)
  (86)銅管接着用フラックスによる接触性皮膚炎(1)
  (87)マッサージオイル、クリームによる接触性皮膚炎(9)
  (88)ドロマイトプラスターによる接触性皮膚炎(1)
  (89)アルカリ系製品(アーミン)による接触性皮膚炎(1)
  (90)わら、飼料等による枯草熱好酸球増多症(1)
  (91)原皮処理用薬品による成人呼吸促進症候群(1)
  (92)粉薬(ビクシリンドライシップ、ホスミシンドライシロップ等)による接触性皮膚炎(1)
  (93)カビ・牧草の粉じんによる間質性肺炎(1)
  (94)解体・改修工事に伴う粉じんによる気管炎、気管支喘息等(3)
  (95)防凍剤(亜硝酸ナトリウム)による薬物中毒(2)
  (96)発煙筒の煙(六塩化エタン、亜鉛華、亜鉛粉)による薬剤性肝障害(1)
  (97)ポリ合板焼却時に発生したガス煙による急性甲状腺炎、喉頭腫瘍(1)
  (98)潤滑油による気管支炎(1)
  (99)防水スプレーによる気管支炎(3)
  (100)乾燥剤による皮膚炎(2)
  (101)マスタードガスによる中毒(5)
  (102)触媒による接触皮膚炎(1)
  (103)塗装粉じんによるリポイト肺炎(1)
  (104)灯油による接触皮膚炎、外耳道炎、中毒(5)
  (105)農薬(プエオベナゾール)による接触皮膚炎(1)
  (106)植物への接触による皮膚炎(6)
  (107)グラスウールによる接触皮膚炎(1)
  (108)メッキ掛け作業による接触皮膚炎(1)
  (109)消火作業で煙を吸引したことによる急性呼吸窮迫症候群、急性循環不全等(3)
  (110)タイル用目地材(セメント系・アルカリ性)による接触皮膚炎(1)
  (111)反応染料による気管支喘息(1)
  (112)界面活性剤による化学熱傷(2)
  (113)消臭剤による中毒(1)
  (114)擦水剤(ノナン、ノルマルヘブタン等)による中毒、肺障害(6)
  (115)鍍金作業による化学物質性気管支炎(1)
  (116)モルタルによる角結膜アルカリ外傷(1)
  (117)P-ニトルベンゾニトリ及びメタノールの混合物によるメトヘモグロビン血症(1)
  (118)漂白剤の誤飲による中毒(3)
  (119)保剤(フッ化アルチル樹脂、アルコキシシラン、アルコキシシロキサン)による吸引性肺炎(2)
  (120)ATFオイルによる接触性皮膚炎(1)
  (121)ゴミ、粉じんによる気管支喘息(3)
  (122)塩マッサージによる接触性皮膚炎(1)
  (123)塩化物ガスによる咽頭喉頭炎、中毒(1)
  (124)石灰の水溶液による化学熱傷(5)
  (125)種々の化学物質の混合物による鼻中隔穿孔、歯根肉芽腫(1)
  (126)塩化ビニールによる接触性皮膚炎(2)
  (127)防錆油による接触性皮膚炎(1)
  (128)研磨液による接触性皮膚炎(1)
  (129)その他(148)
職業病リスト上の
号別区分
傷病性質コード 疾病分類項目1978~2018年度新規認定件数
六の506-99-000 1から4までに掲げるもののほか、これらの疾患に付随する疾患その他細菌、ウイルス等の病原体にさらされる業務に起因することの明らかな疾病 1,668
  1海外出張等497
  (1)ウイルス肝炎(213)
  (2)パラチフス、腸チフス、マラリア(120)
  (3)赤痢(80)
  (4)コレラ(10)
  (5)その他(74)
  2給食等699
  (1)食中毒(699)
  (2)赤痢0
  3その他472
  (1)風疹、麻疹(50)
  (2)水痘症(9)
  (3)ウイルス肝炎(13)
  (4)疥癬(243)
  (5)その他(157)
職業病リスト上の号別区分傷病性質コード 疾病分類項目1978~2018年度新規認定件数
十一11-01-000 その他業務に起因することの明らかな疾病131
  1化学物質によらない皮膚炎(4)
  2大声を出したことによる声帯ポリープ、急性声帯炎等(27)
  3著しい疲労による網膜剥離(1)
  4恐怖による流産(1)
  5死亡災害発生のショックによる不安神経症(1)
  6精神的、肉体的疲労による十二指腸潰瘍、眩暈症、眼精披露等(7)
  7父親が砂に埋まり、救助作業中の過換気症候群、熱疲労(1)
  8給食配達中の過換気症候群(1)
  9抗マラリア剤服用による薬剤性肝障害(1)
  10下肢静脈瘤(5)
  11その他(82)