技能専門学校の教員・胸膜中皮腫に公務外決定、的外れな地方公務員災害補償基金の判断/山梨

概要・解説

学校における吹きつけアスベストについて、1980年代後半に「学校アスベスト」として社会問題となった。生徒のアスベスト曝露問題として認識されがちだが、実際には、教員のアスベストばく露として捉える必要がある。

公立学校の教職員が中皮腫などのアスベスト疾患を発症した場合、労災申請は(公務員の場合は公務災害申請(公災申請))地方公務員の場合は地方公務員災害補償基金の各支部に行う。たとえば、名古屋市なら名古屋市支部、名古屋市以外の愛知県なれば愛知県支部になる。アスベスト疾患の審査は本部が一括して行い公務上が公務外かを決定する。ところが、いま、この審査が厳しすぎるということが問題になっているのだ。

本件は、 山梨県立甲府技能専門学校の電気工事科の教員が、実習での建設現場への立ち入りや授業でのアスベストばく露が明らかであるにもかかわらず、公務外とされた事案である。詳細は以下の記事を読んでいただければおわかりと思う。不当な公務外決定に対しては闘わなければ、状況はかわらない。同様な状況におかれている方からの相談をお待ちしています。

ご相談は、全国労働安全衛生センター連絡会議神奈川労災職業病センターまで

安全センター情報2018年4月号