宅配労働組合「労働部、過去のクパンの過労死のいい加減な捜査を監査すべきだ」/韓国の労災・安全衛生2026年01月12日

12日、ソウル地方雇用労働庁前で、全国宅配労働組合クパン本部準備委員長のカン・ミヌク(左)氏とクパン物流センターの労働者・故チャン・ドクジュンさんの母親のパク・ミスクさん(右)が、調査を前に行われた記者会見で声明を読み上げている。 ナム・ジヒョン記者

全国宅配労働組合は、2020年10月に発生したクパン物流センターの労働者過労死事件に関する労働当局の当時の捜査が不十分だったという疑惑を提起し、雇用労働部に監査を要請した。

宅配労働組合は12日にソウル中区のソウル地方雇用労働庁前で記者会見を行い、2020年10月に大邱のチルゴク物流センターで働いていた故チャン・ドクジュン(当時27歳)さんが心筋梗塞で亡くなった後、会社側の責任の有無を調査していた大邱地方雇用労働庁に対する監査を雇用労働部に要請した。カン・ミヌク・クパン本部準備委員長は、「故人が週52時間以上の夜間勤務をしていたという証拠は、クパンがその年の10月に国会に提出した資料を見れば確認できた。」「国会に提出された資料と、チャン・ドクジュンさんに対して過労死の労災を認めた労働福祉公団の災害調査書などを確認すれば、故人に対して、CFSが労働基準法に違反した事実は十分に確認できたが、労働部はそれをしなかった」と主張した。

宅配労働組合などが参加する宅配ドライバーと労働者対策委員会は、チャン・ドクジュンさんが亡くなって約一ヶ月後の2020年11月に、当時のキム・ボムソク・クパン代表やクパン物流子会社であるクパンフルフィルメントサービス(CFS)代表ノートマン・ジョセフ・ネイデンなどを産業安全衛生法と労働基準法違反の疑いで、大邱地方労働庁に告発した。CFSが労働基準法に違反し、故人に残業を含む週52時間以上の夜間勤務をさせ、産業安全衛生法で夜間労働者に実施すべき特別健康診断を行わなかったという疑いなどがあった。しかし、大邱労働庁は特別健康診断の不実施に対してのみ10万ウォンの過料処分を下したが、残りの疑いについては、不起訴意見で検察に送致した。カン・ミヌク委員長は「当時、適切に捜査が行われたのか、労働部が監査をして欲しい」と話した。

一方、ソウル雇用労働庁はこの日、告発人であるカン・ミヌク委員長を始め、チャン・ドクジュンさんの母親のパク・ミスクさんを参考人として呼び調査する。宅配労働組合は、最近浮上したクパンのチャン・ドクジュンさんの過労死の縮小・隠蔽疑惑や、長時間夜間労働者に対する適切な保健措置を取らなかった疑いなどを理由に、当時のクパン代表であったキム・ボムソク氏らを再び産業安全衛生法違反の疑いで、先月29日に、ソウル地方雇用労働庁に告発した。パク・ミスクさんは調査を前に記者たちと会い、「ドクジュンの死亡に対する責任が、せいぜい10万ウォンの過料だった理由も今や理解し始めた」とし、「キム・ボムソクと関係者たちが、何故そんなにドクジュンの産業災害の痕跡を残さないようにしたのか、どうやって歪曲したのかを、隠さずに明らかにしてほしい」と話した。

2026年1月12日 ハンギョレ新聞 ナム・ジヒョン記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1239223.html