非喫煙者で油料理を14年・・給食調理士が肺がんで産災(労災)申請 2021年5月11日 韓国の労災・安全衛生
換気が不充分な学校の給食室で14年間油料理をして、肺癌に罹った調理士が産業災害を申請した。2018年に肺癌で死亡した学校給食調理士が2月に産災を認められた後、給食調理士が肺癌で産災を申請するのは、今回が二度目だ。
法律事務所の説明によれば、2006年から2020年までの14年間、城南市のある高等学校の給食室で働いた調理士のイ・某(48)さんが、3日に勤労福祉公団・城南支社に産災を申請した。イさんは調理士として働く前は事務職として働き、喫煙経歴も全くなかったのに、昨年6月に肺癌4期と判定された。
ソン・イクチャン弁護士は、「学校調理士の証言によれば、学校の換気状態は良くなく、空調機も不十分だった。」「今からでも、教育部と市・道教育庁が、全国の学校給食室の換気の実態を全数調査して施設の補修しなければ、別の被害者を予防できない」と指摘した。更に「肺癌の潜伏期を考慮して、給食室に一定期間以上働いて、現在肺癌で治療受けている人がいれば、産災の申請が可能だと教えるべきだ」と話した。
2021年5月11日 ハンギョレ新聞 シン・ダウン記者