近鉄高架下アスベスト被害 うどん店元店主女性が中皮腫、3例目。建物吹付けアスベスト起因:近鉄に賠償請求。
同じ高架下商店街で3人目の中皮腫死亡
近畿日本鉄道株式会社(近鉄)所有のX駅高架下商店街で1970年から2015年までうどん店を営んでいた経営していた女性が、建物内に施工されていた吹付けアスベストから飛散したアスベスト粉じん(青石綿=クロシドライト)を原因とする胸膜中皮腫を発症し死亡した。
同所ではこれまでに2名が悪性胸膜中皮腫に罹患し死亡しており、この方で3人目となる。
建物所有者の近鉄に、事実を公表し、過去の商店街関係者に対して周知と近鉄負担の検診を広く呼び掛ける責任が責任があることが明らかだ。
同一場所で3例の中皮腫発症というのは聞いたことがないが、建物アスベストからの飛散したアスベストが原因の中皮腫などのアスベスト被害の発生は後を絶たない。大気汚染防止法や石綿障害防止規則が改正されたばかりだが「生ぬるい」との強い批判が、このような事例をみれば、確かな根拠があるということは明白なのである。
詳細は次を参照されたい。
近鉄高架下商店街のうどん店元店主が中皮腫死亡、3人目。建物吹付けアスベストで:近鉄に賠償請求。(関西労働者安全センター)