造船所だけで、今年重大災害で14人が死亡/韓国の労災・安全衛生2024年06月19日

今年、造船業だけで10件の重大災害が発生し、14人の労働者が死亡した。雇用労働部が修理造船会社など、造船業の脆弱事業場専門担当パトロールチームを運営する。

労働部のチェ・テホ産業安全保健本部長職務代理は19日、オンラインで点検会議を開き「造船業種の重大災害予防のために、緊張を緩めず、支障なく進めること」を強調した。

1月12日、ハンファオーシャンでガス爆発事故が発生し、1人の労働者が亡くなったのを始め、今年、造船所だけで10件の事故(死亡者14人)が発生した。先月30日、木浦の造船所で火災が発生し、負傷した労働者が二日後に死亡し、先月だけで4件の重大災害が発生した。

労働部は造船業況が回復し、低熟練・外国人労働者が現場に大量に流入して事故が増えていると分析した。先月から追加の災害を防ぐために、現場懇談会、教育、現場点検など、集中安全管理活動を始めた。

労働部は安全管理活動の一環として、今月「修理造船会社など、造船業の脆弱事業場専門担当パトロールチームを運営し、高危険作業を集中点検する」とし、「釜山・蔚山・統営支庁を中心に、造船業の協力会社を対象にした企画監督も実施する」とした。支庁別に企画監督計画を立てたという。造船業の事業場が集まっている釜山・統営支庁は、造船業災害予防実務協議体を構成し、災害予防活動のための協業を強化することにした。造船業の関連団体と連携し、重大災害の予防を支援する事業も新設する計画だ。ただ、未だに事業の具体的な内容は公開されていない。

チェ・テホ本部長職務代理は「造船業の現場で勤労者が残念な生命を失う事例がこれ以上発生しないように、徹底した安全管理が必要だ」とし、「様々な労災予防活動が、実際の重大災害の縮小に繋がるように最善を尽くそう」と話した。

2024年6月19日 毎日労働ニュース カン・イェスル記者

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