ライダーユニオン支部「総合的な安全対策を講じろ」/韓国の労災・安全衛生2024年04月17日
配達労働者の死亡事故が続き、労働者が根本的な安全対策を要求した。
公共運輸労組ライダーユニオン支部は16日夕方、ソウル冠岳区の堂谷交差点で追悼行事を行った。支部は13日に発生した事故で死亡した配達労働者を追悼する時間とした。13日午後7時30分頃、20代の男性が運転していた乗用車が、50代の男性配達労働者のバイクに追突したのに続き、別の車両にも次々と衝突した。配達労働者は病院に運ばれたが、14日の明け方に亡くなった。
配達労働者の事故はこれだけではない。12日に京畿道の富川市、11日に慶北の亀尾市で、配達労働者が配達の途中に発生した交通事故で亡くなったことが報道された。
支部は「配達労働者の死亡事故を見る観方の根本的な変化が必要だ」と主張した。委員長は「ライダーの事故を交通事故としてだけでなく、重大災害や労災と認識し、災害原因を調査すべきだ。」「道路の交通状況のせいでも事故は発生するが、労働環境が事故に与える要素は何なのか、過労やスピード違反などの要素を捜し出さなければ災害を減らすことはできない」と説明した。
支部は今月28日の世界労災死亡労働者追悼の日を迎え、追悼行動を続ける計画だ。22日には国際運輸労連(ITF)に加入するデリバリーヒーローの各国の労組がオンラインで会議を行う。デリバリーヒーローは、各国で配達プラットフォームアプリを運営するドイツの飲食配達サービス企業だ。この日、アジア・ヨーロッパ・アフリカなど、各国の労組はそれぞれの状況を共有し、労働権の向上方案について議論する計画だ。
2024年4月17日 毎日労働ニュース チョン・ソヒ記者
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