「働いて死なないように・・・・」故金鎔均五周忌現場追悼祭 2023年12月06日 韓国の労災・安全衛生
2018年12月11日、韓国西部発電の泰安火力発電所で非正規職として働いていて亡くなった故キム・ヨンギュンさんの五周忌現場追悼祭が6日に行われた。
故人の五周忌の5日前に行われたこの日の追悼式は、故金鎔均五周忌追悼委員会と民主労総の世宗・忠南本部、公共運輸労組が主催して行われた。参加者は追悼祭で「故人が亡くなって五年が過ぎたが、数多くのキム・ヨンギュンが作り出した社会的な約束は履行されず、社会的惨事と災難はより一層多くなっている」と話した。更に、成長と投資の妨げになるという理由で重大災害処罰法をぼろぼろにしようとする試みを止めろと主張した。
キム・ヨンギュンさんがベルトコンベヤーに挟まれて亡くなった建物の外壁には、故人の遺影が用意された。泰安火力発電所の正門で追悼祭を始めた参加者たちは、故人の遺影が設けられた場所まで行進し、「仕事中に死なないように、差別を受けないように」とスローガンを叫んだ。
現場に着いた参加者たちは、キム・ヨンギュンさんの遺影に献花と黙祷を捧げ、故人を追悼した。
事故の責任を問うための裁判で、元請け企業である韓国西部発電のキム・ビョンスク前代表は、一、二審共に無罪を宣告され、残りの関連者も無罪や罰金刑・執行猶予だけを宣告された。最高裁の最終判決は明日(7日)午前に出される予定だ。
2023年12月6日 京郷新聞 クォン・トヒョン記者
https://www.khan.co.kr/national/labor/article/202312061542011