SKジオセントリックの爆発事故、重大災害処罰法を適用 2022年9月2日 韓国の労災・安全衛生

7人の人命被害を生んだSKジオセントリック蔚山工場の事故について、雇用労働部のイ・ジョンシク長官が、「重大災害処罰などに関する法律の適用を検討するように」緊急指示した。SKジオセントリックは4ヶ月前にも2人の労働者が死亡する労災事故が発生し、重大災害処罰法による捜査を受けているところだ。

今回の事故は先月31日、蔚山市のSKジオセントリックの合成樹脂工場で発生し、労働者7人が重症を負った。

「パン」という爆発音と共に火災が発生し、近くのマンションが揺れるほど強い衝撃が伝わった。労働部と消防当局は、ポリエチレン生産工程のバルブ点検中に、シクロヘキサンが流出して爆発したものと推定している。

労働部は事故当日、該当工場に作業中止を命令し、追加被害の予防措置の後、現場の調査に入った。また、石油・化学業種工程安全管理(PSM)事業場2160ヶ所に、同種の事故が発生しないように、安全管理を促す公文書を緊急示達した。

SKジオセントリック蔚山事業場のもう一つの工場では、4月20日にトルエン貯蔵タンクの内部作業中の火災で、2人の下請け労働者が亡くなっている。労働部が4月に事故に対する重大災害処罰法適用の可否を調査していたところにまた事故が発生し、労働部長官が憂慮を表明した。長官は安全保健管理責任者の産業安全保健法違反疑惑と同時に、経営責任者の重大災害処罰法適用に対する検討を指示した。

2022年9月2日 毎日労働ニュース キム・ミヨン記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=210758