勤労福祉公団、職業病の調査結果公開する 2021年7月12日 韓国の労災・安全衛生

勤労福祉公団が職業病専門の調査結果を検索できるサービスを開始する。

公団は11日「所属機関の職業環境研究院が行った職業病専門の調査事例をひと目で確認できる『専門調査事例検索サービス』を、12日から運営する」と明らかにした。職業環境研究院は、業務上疾病で勤労福祉公団に療養が申請された呼吸器疾患のうち、勤労福祉公団の支社(地域本部)が研究院に諮問依頼をした場合、疫学調査によって業務との関連性の有無を審議している。

事業場を訪問して作業環境を確認し、有害物質の測定と分析による曝露評価も実施する。調査結果は個人情報などの問題で、産災申請の当事者だけに公開する。

公団は調査事例をホームページ(kcomwel.or.kr)に公開して、誰でも簡単に探して見られるようにした。職業性癌、呼吸器系疾病、その他の疾病など、疾病の分類と職種・業種で検索することができる。研究院は毎年530件内外の調査をする。調査結果は今後引き続き追加してアップデートする。

カン・スンヒ理事長は「疾病と有害・危険要因の相関関係の確認は、高度化される産業環境での産災の予防と補償に大変重要だ。」「専門調査事例検索サービスによって、産災補償事業の透明性を高め、国民に有害な作業環境を知らせ、産災予防・保健事業の発展に役に立つと期待する」と話した。

2021年7月12日 毎日労働ニュース チェ・ジョンナム記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=203819