小・中・高校教師「悪性苦情遮断体制構築すべき」/韓国の労災・安全衛生2025年6月5日

中学校の教師の異常な苦情で諦めて終わったことを契機に、小・中・高等学校の教師の異常な苦情を遮断する対策作って欲しいと要求した。
初等学校教師労組は5日、初等学校教師1350人を対象に行ったアンケート調査の結果を発表した。
調査の結果、回答者の91%が、教職生活中に悪性の苦情を経験した。勤務時間以外の時、悪質な苦情を受けた経験のある教師(複数回答)は51%だった。教師一人で悪性苦情に耐えなければならない現実はそのままだった。
教育庁・国民申聞太鼓のような学校外(9%)や教務室などの学校内手続き(52%)よりも高い値だ。瑞二小学校の教師がなくなった後、教育部は校長・行政室長などで構成された校内苦情対応チームを作って発表したが、政策の実効性は低いと分析される。
悪性苦情保護対策を検討する質問(複数回答)には、学校や教育庁次元の告訴・告発対応チームを新設して欲しいという要求が、 77%で1位を覚悟した。苦情処理の拒否権が必要だという回答が72 %で後に続いた。
中等教師労組もやはりこの日、中・高校教師1万9550人を対象に行ったオンラインアンケートの調査結果を発表した。調査の結果、回答者の77.8%は、教育・相談の過程で、個人の携帯電話番号を学生や保護者に公開していると発表した。
教育庁は個人の電話番号を公開しなくても、学生・保護者と疎通できるように「安心番号サービス」を提供しているが、回答者主観式の質問項目で、「保護者が迷惑するメールと誤認するので、結局個人番号を公開している」と答えた。
両労組は悪性苦情対応のための強力な対策準備するように政府に要求した。教師労組連盟は先月30日に国会議事堂で記者会見を行い、△悪質な苦情対応者に法的措置を講じること、△苦情対応チームを実効的に運営すること、△プライバシー侵害のない連絡体制を作ること、△学校長が教師を保護する責任を法に理解することを要求した。
先月22日、済州市のある中学校の倉庫で40代の教師・ヒョン・スンジュン氏が死亡しているのが発見された。彼は学生の家族の苦情で大変だという遺書を残したことが判った。
2025年6月5日 毎日労働ニュース チョン・ソヒ記者
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