アスファルトの輻射熱、自動車の熱気・ヘルメット着用。新しい猛暑労働基準を! 2023年08月03日 韓国の労災・安全衛生

民主労総公共運輸労組ライダーユニオンの組合員が3日、ソウル雇用労働庁の前で配達労働者の猛暑対策の革新を要求している。/ユン・ウンシク専任記者

全国的な猛暑が連日続いている3日、ソウル雇用労働庁の前で配達労働者で構成された民主労総公共運輸労組ライダーユニオンの組合員たちが、配達労働者に対する革新的な猛暑対策を要求した。

ライダーたちは「現在の雇用労働部の猛暑対策(ガイド)は、以前の製鉄所などで働く人たちのために作られたもので、配達労働者には無用の長物。プラットフォーム従事者に合う制度を導入して欲しい」と主張した。

ライダーユニオンは、△猛暑・豪雨など、気象悪化の状況で生じた『作業中止』を一時的な失業状態と看做し、この時間に通常の収入の70%ほどを失業給付として支給する「気候失業給付」の導入、△気象庁の体感温度ではなく、アスファルトの輻射熱、自動車が噴き出す熱気、ヘルメットなどの安全装具の着用状況など、道路状況を反映した新しい温熱疾患予防基準の作成、△気象庁のデータと配達プラットフォームの連動によって、気象庁の特報発令時の注意メッセージや「猛暑割増」の適用と自動的な作業中止の発動・施行、△都心の各場所に設置された小規模簡易休憩所の拡大など、革新的な配達労働者対策を要求した。

民主労総公共運輸労組ライダーユニオンの組合員が3日、ソウル雇用労働庁の前で配達労働者の猛暑対策の革新を要求している。/ユン・ウンシク専任記者
ライダーユニオンの組合員が配達労働者の猛暑対策の革新を要求する記者会見中に一人の配達労働者がバイクに乗って配達をしている。/ユン・ウンシク専任記者
民主労総公共運輸労組ライダーユニオンの組合員が3日、ソウル雇用労働庁の前で配達労働者の猛暑対策の革新を要求している。/ユン・ウンシク専任記者

2023年8月3日 ハンギョレ新聞 ユン・ウンシク専任記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1102883.html