7月に重大災害で13人死亡、「産業安全保健の月」恥ずかしい 2023年07月13日 韓国の労災・安全衛生
6日にソウルのある小学校の電気容量増設工事の現場で、床の塗色作業を準備中だった労働者が誘導電流に感電して亡くなった。同日に富川市の工場新築工事現場で、鉄骨作業をした後、高所作業台に移ろうとしていた労働者が15m下の床を墜落して命を失った。今月に入って、10日までに労働者13人が労働災害で死亡した。
雇用労働部によると、先月9日から今月7日までに重大災害が12件発生した。これらの事故で、13人がその場で死亡したり病院で治療中に死亡したが、いずれも今月2日から6日の間に目を閉じた。業種別では△建設業7件、△製造業4件、△その他1件だ。事故の内、7件は墜落事故で、基本的な予防規則さえ守っていれば防げる事故だった。
政府は今年から7月を『産業安全保健の月』に指定したが、相次ぐ重大災害で面目を失った。労働部は重大災害の可能性が高い事故類型と危険要因などを特別点検することにした。
この日を特別安全点検の日とした労働部は、ソウル冠岳労働支庁と安全保健公団が使える資源を全て動員して事業場を集中点検すると明らかにした。重大災害の可能性が高い、墜落・挟まり・ぶつかりの事故類型と、△足場、△屋根、△梯子、△高所作業台、△防護装置、△整備中の運転停止、△混在作業、△衝突防止装置といった八大危険要因と、危険性評価実施の可否と適正性を重点に点検する。
同時に、最近の重大災害事例を知らせ、梅雨時期の建設現場の安全準則と熱中症予防ガイドといった夏場の安全準則も案内する。また、労働部と公団は、重大災害の発生状況を共有する重大災害サイレン(オープンチャットルーム)に、重大災害注意警報も発令する。
2023年7月13日 毎日労働ニュース イ・ジェ記者
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