大田アウトレット火災で労働者8人死傷 2022年9月27日 韓国の労災・安全衛生

大田(テジョン)の大型アウトレットで火災が発生し、7人が死亡、1人が重傷を負った。死亡者はほとんどがアウトレットで働く労働者と伝えられた。

消防庁によると、26日午前7時45分頃、大田市の現代プレミアム・アウトレット地下1階の荷役場付近で火災が発生し、周辺に拡がった。この火災で30代の男性2人、50代の男性2人、60代の女性1人、70代の男性1人と、身元不明の男性1人が死亡した。40代の男性1人は重傷を負い、病院で治療を受けている。死亡者の中には物流会社の職員と清掃業者の職員、ショッピングモールの防災担当職員などが含まれていると判った。

消防庁の関係者は「アウトレットの開店前なので、死傷者全員が顧客ではなく現場職員と見られる」、「正確な身元は調査中」と説明した。

火はこの日の午後3時2分頃に鎮火した。消防隊員120人と消防ヘリコプター、消防車などの装備40台が投入され、動員令1号も発令して、忠北・世宗・忠南・全北・中央119救助本部の消防車と消防隊員も現場に出動した。

消防当局は追加の被害を憂慮して、近くのホテルの宿泊客110人余りを避難させた。午後5時20分現在、消防当局は火災現場を捜索中だ。

火災の原因は判っていない。消防庁の関係者は「一部のメディアで、充電中だった電気自動車が爆発したと報道したが、確認された事実ではない」、「現場の鑑識によって正確な事故原因を把握する」と説明した。

一方、大田地方雇用労働庁はこの日、火災現場に勤労監督官を派遣して調査に着手した状況だ。労働庁の関係者は「火災原因によっては重大災害調査に着手するかどうかを判断できるだろう」、「事業場の規模・人員としては、重大災害処罰法の適用範囲に当たる」と説明した。

2022年9月27日 毎日労働ニュース イ・ジェ記者

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