労働部、「麗川NCC爆発事故」重大災害法違反で捜査に着手 2022年2月11日 韓国の労災・安全衛生

11日、麗水市の麗水国家産業団地内の麗川NCC三工場の爆発事故現場で、国立科学捜査研究院の関係者が現場を調べている。/聯合ニュース

11日午前9時26分頃、麗水市の麗水国家産業団地内にある化学製品メーカーのヨチョンNCC第三工場で、熱交換器の気密試験中に熱交換器の蓋が外れ、労働者四人が死亡、四人が負傷する爆発事故が発生した。死亡した労働者は30代二人、40代一人、50代一人だ。負傷した労働者四人は、近くの病院に運ばれて治療を受けている。今回事故にあった労働者のうち七人は下請会社の所属だ。

労働部は今回の事故を重大な産業災害と見て、安全保健管理責任者の産業安全保健法違反の疑いと同時に、経営責任者の重大災害処罰法違反の疑いについても捜査に着手した。

雇用労働部は中央産業災害収拾本部を稼動させ、産業安全保健本部と光州労働庁の勤労監督官らが事故現場に出動し、当該工場に作業中止を命じて事故収拾と災害原因の調査を開始した。ヨチョンNCCの所属労働者は960人で、重大災害法の適用対象に当る。

重大災害法上、安全保健確保の義務を果たしていない状態で労働者が死亡したことが立証されれば、経営責任者が処罰されることになる。今回の事故は先月29日のサムピョ産業の土砂崩壊事故、今月8日の城南市のヨジン建設産業の工事現場事故に続き、重大災害法適用対象で三番目の事故だ。

2022年2月11日 京郷新聞 イ・ヘリ記者

 https://www.khan.co.kr/national/labor/article/202202111431001