猛暑中の昼間の時間帯の野良仕事は中止しなければ/韓国の労災・安全衛生2024年08月06日

雇用労働部

最近の猛暑で、畑で働いていた人が死亡する事故が続いて発生し、猛暑が厳しい昼間の時間帯の作業を中止するなど、事業主の労働者保護対策が必要だという指摘だ。政府は農業で働く外国人労働者が多いため、温熱疾患予防のための基本規則を知らせることに注力している。

雇用労働部長官と農林畜産食品部長官が6日の午後、外国人雇用事業場の忠清北道忠州市のチシャ栽培農家を訪問し、猛暑への対応状況を点検した。

行政安全部の中央災難安全対策本部によると、5月から今月5日までに猛暑で死亡した人数は14人だ。3日に光州西区のアパート団地の近くの畑で働いていた80代の女性が意識を失って倒れて死亡し、同じ日に、慶尚南道の昌原と昌寧でも、50代と70代の女性がそれぞれ畑と路肩で死亡しているのが発見された。4日には、全羅南道順天市で野良仕事をしていた90代の老人が、熱中症で倒れて亡くなった。

雇用労働部長官は「農村では殆どが蒸し暑い畑や施設ハウスで仕事をするために熱中症が発生し易いので、猛暑の時期には昼間の時間帯の作業を中止するなど、勤労者の保護のために注意を払わなければならない。」「特に、外国人勤労者は意思疎通が円滑でないので、熱中症予防のために格別に気を遣って欲しい」と話した。

政府は夏場の猛暑による熱中症を防ぐためには、水・陰・休息などの三大基本規則などを守ることを勧告している。勧告には涼しくてきれいな水を随時補充し、体感温度が38度以上のときは、蒸し暑い時間帯の災難・安全管理作業の他に、屋外作業を中止するなどの内容が含まれている。

2024年8月6日 毎日労働ニュース カン・イェスル記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=223011