「生きるために働いたのに命を失った」配達労組、飲酒運転の処罰強化を/韓国の労災・安全衛生2026年08月29日

民主労総サービス連盟配達プラットフォーム労働組合は、最近ソウル江南地区で発生した飲酒運転致死事故に関連し、飲酒運転の罰則強化と配達労働者の安全対策の策定を求めた。
配達プラットフォーム労組は声明を発表し「これ以上死ねない。」「政府は飲酒運転の罰則を実効性があるように強化し、ライダーの命を守る安全対策を直ちに整備せよ」と明らかにした。
労組は27日の夜、ソウルのバンバン交差点で飲酒運転の車によって配達労働者一人が死亡した事故について、「また飲酒運転車によって、ライダー一人が命を失った」と明らかにした。更に「みんな、生きるために働いているのに、結果として命を失った」と訴えた。
当時、事故は40代の男性が運転していたマセラティの車が、オートバイ、乗用車、バス、タクシーなど、5台の車両に次々と衝突したことから起きた。この事故で、オートバイを運転していた40代の配達労働者が、心停止状態で病院に搬送されたが、死亡した。 バスの乗客やタクシー運転手、通行人なども負傷した。
事故車の運転者の血中アルコール濃度は、免許取り消しレベルに達していたことが判明した。警察は運転手を現行犯で逮捕し、正確な事故の経緯を調査している。
配達プラットフォーム労働組合は、今回の事故が配達労働者が直面している道路上の危険を再び示す事例であると強調した。
労組は「配達ライダーは、普段は道路の乱暴な運転手という烙印を押されているが、実際は全く逆だ」と明らかにした。更に、「二輪車は衝突一回で体がそのまま放り出される構造で、これは事故・労災統計によって、昔から確認されている事実だ」と指摘した。
特に今回の事故について、労組は「ライダーは自分の場所を守っていただけで、道路上で死亡事故を起こしたのは飲酒状態の運転手だった。」「このような烙印のせいで、実効性のある安全対策は常に後回しにされ、配達ライダーに対する取り締まりが強化されるだけだ」と嘆いた。
労組は過去にも飲酒や薬物をとった運転手が起こした事故で、配達労働者が亡くなることが繰り返されていたと指摘した。
二年前、ソウル江南の真ん中で、酔っ払い運転をしていたベンツ車で50代のライダーが亡くなった事故や、新林洞で麻薬のために暴走していた車に50代のライダーが轢かれて亡くなった事例を挙げた労組は、「みんな生きるために働いていたのに、結果は命を失った」と厳しく批判した。
飲酒運転に対する罰則強化と同時に、配達労働者を取り締まりの対象としてのみ見る政策を止め、実質的な安全対策を講じる必要があるということだ。 労組は「今回の事故の真相と処罰を見守る」とし、「根拠のない烙印が繰り返されないよう要求し、行動する」と明らかにした。
配達プラットフォーム労組は、31日午後3時に、事故が発生したソウル西暦区のバンバン交差点で、亡くなった配達労働者を追悼する行動を行う。追悼の言葉や連帯の挨拶、追悼の歌、声明の朗読に続いて、配達労働者やライダーたちの献花が行われる予定だ。
2026年8月29日 民衆の声 ユン・ジョンホン記者


