旧正月にも働いていた配達ライダー、事故で死亡/韓国の労災・安全衛生2025年1月31日

公共運輸労組ライダーユニオン支部の組合員たちが29日、ソウルの教保タワー交差点で、事故で亡くなった配達労働者のバイクの前で黙祷している。/ライダーユニオン支部提供

正月でも仕事をしていた配達労働者が事故で亡くなった。労働界は配達労働者の安全対策を要求した。

公共運輸労組ライダーユニオン支部は31日「29日、ソウルの教保タワー交差点で、60代の配達労働者がバスと衝突する事故で亡くなった。旧正月でも生計を維持するためには街頭に出る他はなかった労働者」と話した。

教保タワー交差点は、以前にも配達労働者の労災死亡事故が発生した場所だ。ライダーユニオン支部は「『左折信号が変わってもバス専用車線を走ってくるバスを必ず確認しなければならない』という話が出るほど、事故の危険が大きい」とし、「反復的な悲劇を防ぐためには、実質的な交通安全対策が必要だ」とした。サービス連盟配達プラットフォーム労組は「三年前にもここで組合員の配達ライダーが事故で死亡したが、依然として安全対策はなかった」と説明した。

労働界は有償保険の義務化、安全運賃制など、配達労働者が安全に働ける制度が必要だと指摘した。ライダーユニオン支部は「配達労働者の死亡が続いているが、政府、国会、プラットフォーム企業は、実効性のある対策を出していない」と強調した。配達プラットフォーム労組は「亡くなった配達ライダーに非難の矢を向ける悪質なコメントが続いている。」「今回の事故の原因は個人のミスではなく、構造的な問題」だと話した。

2025年1月31日 京郷新聞 キム・チファン記者

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