新型コロナ労災 兵庫県は労災請求46件、うち26件認定、20件調査中(2020/10/28現在)
読売新聞の10月31日付報道によると、兵庫県内の新型コロナウィルス感染症による労災請求件数は、10月28日までに、合計で46件、うち、認定されたのは26件であるということである。
コロナ感染者 26件労災認定
兵庫労働局新型コロナウィルスに感染した県内の労働者に対し、兵庫労働局が26件の労災を認定していたことがわかった。同局が30日に明らかにした。県内では28日までに46件の労災請求があり、残りの20件も審査中という。
労働局は県内の民間病院や企業などを対象に、新型コロナの労災申請を受け付けている。
労災に認定された26件のうち、医師や看護師などの「医療業」が11件と最も多かった。請求段階では、介護従事者などの「社会保険・社会福祉・介護事業」が13件あった。
担当者は「仕事が原因で新型コロナに感染した場合は、近くの労働基準監督署に相談してほしい」と呼びかけている。
読売新聞 神戸版 2020年10月31日
兵庫県内の新型コロナウィルス感染者数は、10月28日で3186人。11月15日現在では3974人である。
このうち、感染経路が職場という人の割合が、1割と仮定すると、約300人、これに比較して労災請求46件は過小との印象が強い。
兵庫件においても、労災請求が抑制されている状況があるといえそうだ。
兵庫労働局や厚生労働省は、新型コロナ労災について具体的な手立てを講じる必要がある。