新型コロナ労災 全国で唯一、兵庫労働局が労災認定状況職種別情報(2020.11.30現在)をHPに掲載
厚生労働省本省の公表様式に準じた情報公表は兵庫労働局だけ
厚生労働省は新型コロナ労災の労災請求、認定状況について、事例と共にHPのなかに公表していて、順次更新をしている。
各都道府県のデータについては、現在は、一部を除いて、労災請求、決定件数、支給決定件数(認定)の合計数のみについて、各局が「問合せには回答する」という対応に止まっている。
そのなかで、唯一、兵庫労働局だけが、厚労省発表と同様の水準の職種別件数情報を表にして開示していたが、11月30日から、ホームページ上の報道発表資料としての公表を開始した。
公表資料は厚生労働省作成のリーフレット、労災認定事例集と兵庫労働局管内の11月30日現在の新型コロナウィルス感染症にかかる労災補償状況の職種別件数を一覧にしたものからなり、次の表が2ページ目に掲載されている。
9335842e6b26869583b36fc576ef8ad2厚生労働省本省の開示と同内容であること、HPにきちんと掲載していることは、現状において、他の地方労働局と比較して抜きん出ている。
新型コロナウィルス感染症労災に対する積極的な姿勢として高く評価できる。
厚生労働省本省が対応を各地方局に任せるのではなく、兵庫労働局の対応並みの取組を各地方労働局に指示するべきであることは明らかだ。
ちなみに各都道府県と全国の新型コロナ労災補償状況、地方公務員の公務災害補償状況の最新情報は次の通り。いまだに、非公表の地方労働局すらある。