ソウル・緑色病院、プラットホーム・フリーランス労働者に『半額診療』 2020年9月18日/韓国の労災・安全衛生
プラットホーム・フリーランス労働者の医療支援のために、緑色病院(病院長:任翔赫)とプラットホーム・ フリーランス労働者協同組合協議会が手を握った。
緑色病院と協議会は18日、業務協約(MOU)を結んで、コロナ19事態で経済的な困難にあるプラットホーム・フリーランス労働者が、少ない負担で診療を受けられるように協力することにした。
この協約によって、所得が中位所得100%以内に該当する協議会所属のプラットホーム・フリーランス労働者と直系家族は、緑色病院での外来診療をはじめ、検査、入院と手術にかかる診療費の50%を支援されることになる。支援限度は個人当たり最大250万ウォンまでで、限度を超過する場合も、審査によって追加支援が可能だ。加入した組合と団体を通して所属を証明することで、医療支援の恩恵を受けることができる。
緑色病院のイム・サンヒョク病院長は「プラットホーム労働者が、支出を減らすために医療機関を適時に利用できずに健康を失えば、経済的な危機を加速化し、悪循環を作ることになる」「経済的な負担を軽減させ、病気を早期に発見して適切に専門的な治療を受けられるように支援しようと思う」と、医療支援事業の趣旨を説明した。続けて「大企業や中小企業の勤労者と違い、健康診断を適切な価格で、定期的に受けにくいプラットホーム・フリーランス労働者のために、来年には健康診断サービスをより拡大・支援する予定」と明らかにした。
緑色病院は源進レーヨン職業病闘争の成果として作られた源進職業病管理財団が、2003年に設立した民間型の公益病院。2003年の開院以来、産業災害・職業病患者、人権侵害被害者など、医療の死角地帯に置かれた地域疎外階層の健康問題の解決のために先頭に立ってきた。
2020年9月18日 ハンギョレ経済社会研究院 パク・ウンギョン専任研究員
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/962726.html