アスベスト・ファクト 2022
1. 国際機関によれば、アスベストは、もはや使用すべきではない、発がん性物質として認められている。
2. クリソタイル(白)アスベストを含むすべての種類のアスベストに曝露すると、衰弱させ及び/または致命的な疾病を引き起こす可能性がある。
3. 圧倒的多数の国が、法律によってアスベストの使用を禁止するか、または使用を制限しており、2022年に年間500トン以上使用する国は全体の12%に過ぎない。
4. ロシアは、年間約70万トン(世界生産量の60%)を生産する、世界最大のアスベスト繊維の生産・輸出国であるという事実にもかかわらず、ロシアはその鉱山で生産される繊維の大部分を輸出している。
5. 2022年、ロシアのアスベスト関係者は、東欧の既得権益者と協力して、健康リスクが知られているにもかかわらず、アスベストの市場を維持・育成するために共謀している。
6. アスベスト・ロビーは、科学者や技術「専門家」に金を払い、アスベスト曝露が人間の健康や環境にまったくリスクを生じさせないことを「証明」する研究を行わせている。
7. アスベスト・ロビーは、政府の意思決定者、労働組合や消費者に、アスベストの使用は安全であると信じ込ませるために、偽情報キャンペーンやフェイクニュースを現地の言語に翻訳している。
8. 独立的な州がアスベストの使用を抑制または段階的に廃止する計画を発表すると、国内外のアスベスト関係者から攻撃される。ウクライナの保健省が2017年6月に採択したアスベスト禁止は、2017年10月にアスベスト・ロビーからの圧力のために中断させられた。
9. アスベストの危険性について認識を高めるために活動している国際的キャンペーンは、身体的暴力、死の脅迫、不審な小包、訴訟や潜入スパイ活動の標的にされてきた。
10. ウクライナ侵攻の結果としてロシアに課されている経済制裁にもかかわらず、アスベストの出荷は続けられており、その結果、プーチン政権の支持者らが切望している外貨を受け取っている。