アスベスト労災認定事業場検索サイトを最新版(2020年度以前全認定分)に更新/非建設業・船員が4753事業場、建設業が7890事業場、合計12643事業場:~昨年度認定分厚生労働省2021/12/15公表うけ
厚生労働省は、2020年度にアスベスト疾患で労災認定のあった事業場情報を2021年12月15日付けで公表した。
「令和2年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場」を公表します~公表事業場数910事業場、うち新規は668事業場~
公表された情報は、2020年度認定分のみに限られるが、厚生労働省サイト内の
に、2019年度以前認定分のすべての公表済み労災認定事業場情報が公表されている。
公表情報はいずれも、PDFファイルとエクセルファイルでダウンロードできるようになっている。
全国安全センターでは、以上の、「2020年度認定分」(今年公表分)と「2019年度以前認定分」(昨年度以前公表分)を合体して、事業場名や住所地で検索できるサイトを設置しているが、これを2020年度認定分を加えた情報に更新した。
被害者、関係者に活用いただきたい。
今回の公表により、公表事業場数は、非建設業・船員が4753事業場、建設業が7890事業場、合計12643事業場となった。
(厚労省の発表では、「* 平成17年7月の第1回公表以来、今回の令和2年度分で、延べ16,034事業場を公表しました。」とされているが、そのデータの重複分を全国安全センターでチェックした)
アスベスト労災認定事業場公開はクボタショック後に実施されるようになった。その経緯は次を参照されたい。
アスベスト(石綿)被害と情報公開(1)アスベスト疾患労災認定に係る処理経過簿の開示請求とその結果(2007年12月時点)【クボタショック・アスベストショックの記録】
アスベスト(石綿)被害と情報公開(2)毎日新聞特報2007年12月3日朝刊-処理経過簿開示結果基礎に【クボタショック・アスベストショックの記録】
アスベスト(石綿)被害と情報公開(3)2007年12月以降の労災認定事業場情報開示進展と課題【クボタショック・アスベストショックの記録】