「死の空港を止めろ」15の空港労働者が無期限全面スト/韓国の労災・安全衛生2025年10月1日

▲ 公共運輸労組

全国15ヶ所の空港労働者が秋夕のゴールデンウィークを前に、1日から無期限全面ストライキに入る。

全国空港労働者連帯(公共運輸労組仁川空港地域支部・全国空港労組)は金浦国際空港で全面ストライキ大会を開催した。連帯によると、同日、必須維持要員を除く2千人がゼネスト大会に参加した。

連帯は仁川国際空港公社と韓国空港公社の子会社所属で、全国の15空港の保安検索・環境美化・旅客ターミナル・搭乗橋運営・シャトルバスなどを担当する。空港の実質的な運営に責任を持って管理する人たちだが、子会社労働者という理由で親会社の労働者とで差別を受けていると主張する。

代表的なものが交代制だ。仁川空港の子会社の労使は、2022年に四組二交代への転換に合意したが、今まで実行されていない。仁川空港の子会社労働者は二日連続で夜間勤務をする三組二交代で働いているが、親会社である仁川国際空港公社の労働者は交代制の転換を終えてから久しい。仁川空港地域支部によると、今年だけでも子会社の労働者5人が死亡し、少なくとも2人が脳出血で倒れた。彼らは労災事故が繰り返される理由を、連続する夜間労働のためだと指摘している。

空港労働者連帯の共同代表で、仁川空港地域のチョン・アンソク支部長は「仁川空港では最近も機械事業所で働いていた30才の労働者が、夜間勤務二日目に倒れて病院に運ばれた。」「幸い、この人は回復したが、連続した夜間労働で多くの労働者が倒れそうで心配だ。今年はこの約束が必ず守られなければならない」と話した。

韓国空港公社の子会社の労働者たちは落札率の改善を要求した。親・子会社間で随意契約の締結では落札率を適用してはならないが、依然として90%台の落札率を適用され、低賃金構造に留まっているという指摘だ。また、定員に対する欠員比率だけ人件費を回収していく、欠員率精算制の廃止も要求した。

連帯の共同代表の全国空港労組のオム・フンテク委員長は、「交代制の改編と全国の空港の落札率を変え、人員を補充するために最後まで闘う。」「全国15の空港労働者が仕事場を変えていく」と話した。

2025年10月1日 毎日労働ニュース チョン・ソフェ記者

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