民主労総、重大災害労働者合同追悼祭を全国で開催 2021年6月21日 韓国の労災・安全衛生
民主労総の重大災害労働者合同追悼祭と大統領府行進が警察に阻まれて無為に帰した。来月3日には全国労働者大会をソウルで開催する計画で、大会前後に民主労総と政府の葛藤が深まるものと見られる。
20日、民主労総によれば、民主労総は19日に重大災害労働者合同追悼祭を全国7地域で開催した。慶南と全北地域でも、それぞれ21日と23日に追悼祭と労働者大会を開催する。
追慕祭は19日午後、ソウル地方雇用労働庁の前で行われた。当初民主労総はこの場所で追悼祭を開催し、今年産災で亡くなった労働者344人の影像を持って大統領府まで行進する計画だった。追悼祭は警察が行事の場所を封鎖して、開催自体から容易ではなかった。ソウル市がコロナ19防疫を理由に、10人以上の集会を禁止しているためだ。集会をしようとする過程で、昨年クパンで働いて過労死した故チャン・トクチュン(死亡当時27才)さんの父親が一時警察に連行され、調査も受けた。
民主労総は追慕祭で「重大災害処罰などに関する法律」(重大災害処罰法) の5人未満の企業への適用除外規定を改正することと、重大災害を防ぐための文在寅大統領との緊急面談などを再度要求した。故チャン・トクチュンさんの母親のパク・ミスクさんは、夫が連行された後の追悼祭で「生活費でも稼ごうとして始めたことが、息子の心臓を止めさせた。」「どうか、更に多くの被害者が出てこないように、私たちの両親と夫・妻、兄弟と子供たちが死ななくて良いようにして欲しい」と訴えた。民主労総は警察が行進を止めたため行事を強行せず、解散した。
民主労総は来月3日に、ソウルで組合員1万人が参加する全国労働者大会を準備している。政府当局がコロナ19防疫を理由に集会を許可しなくても、自らの防疫基準を守って開催する計画だ。
一方、民主労総などは水銀中毒で亡くなった故・ムン・ソンミョン(死亡当時15才)君の死亡33周忌を迎えて、源進レーヨン労働者と故人を追悼する合同追悼祭を、27日午前、京畿道磨石の牡丹公園で行う。
2021年6月21日 毎日労働ニュース チェ・ジョンナム記者
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