今年3ヶ月間で労働者151人が命を失った 2021年4月21日 韓国の労災・安全衛生

今年に入った3ヶ月間だけで、労働者151人が命を失ったことが分かった。負傷者は19人だった。

国会・企画財政委員会のキム・ジュヨン共に民主党議員が、雇用労働部から受け取った『今年1~3月の重大災害発生現況』を公開した。

業種別の重大災害現況を見ると、建設業と製造業で121人(80.1%)が死亡したことが分かった。建設業で死亡者77人と負傷者6人、製造業で死亡者44人と負傷者7人が、それぞれ発生した。

最近5年間(2016~2021年3月)に発生した重大災害4188件の内、建設業が2325件(55.5%)で最も多く、製造業が1078件(25.7%)で、後に続いた。重大災害で4240人が亡くなった。建設業で2372人(55.9%)、製造業で1082人(25.5%)が死亡し、死亡者全体の81.4%を占めた。

製造業では50人未満の小規模事業場で被害が著しく、死亡者1082人の内、50人未満の事業場で死亡した労働者が690人(63.8%)にもなる。負傷者は208人中106人(51.0%)で、半分を越えた。

キム・ジュヨン議員は「今年だけで151人の労働者が生命を失った。」「これ以上、働いて亡くなる労働者があってはならない」と指摘した。「ほとんどの重大災害が建設業と製造業で発生する。」「建設業と製造業の事業場で安全保健管理体系を確立し、実質的な災害予防が可能なように、政府の監督が形式に終わってはならない」と注文した。

2021年4月21日 毎日労働ニュース ヨン・ユンジョン記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=202432