韓国・水原市、清掃車排気管の方向転換で環境美化員の作業環境改善 2020年12月17日 韓国の労災・安全衛生

水原市が自動車専門のチューニング業者・㈱ジュンビエルと協力して導入した垂直方向の清掃車の排気管が、環境美化員から好評を得ている。

水原市によれば、市は9月にジュンビエルの提案で『清掃車輌排気管の上向き転換モデル事業』を推進した。現在までに清掃車6台の排気管を切り替えて運営している。

このモデル事業は、清掃車の排気管を底でなく上向き方向に調整して設置する事業。方向が上向きにされた排気管を通して、排気ガスが車体を通り抜けて外に出て行くようになっている。このため、普通の排気管より環境美化員に排気が余りかからないという効果がある。

水原市によれば、環境美化員が廃棄物を回収する時、以前より自動車の排気がかからないので、満足度が大きいという。

水原市のテスト事業は、環境部の『環境美化員の作業安全指針』によって強化された基準を適用したものだ。環境部の指針では、清掃車の排気管の方向を左側90度(車道方向)に切り替えて運行するようにしている。

今後、水原市は調整された排気管の安全性を確認し、現場労働者の意見をまとめて追加導入を検討する計画だ。

17日、水原市のチョ・ムヨン第二副市長(左側)とジュンビエルのイム・ジュンビョン代表が、『清掃車両排気管方向転換事業のための業務協約』を締結した。/水原市

また、水原市とジュンビエルはこの日、『清掃車輌排気管方向転換事業のための業務協約』を締結した。協約によってジュンビエルは排気管に問題が生ずれば直ちに解決し、水原市は事業推進に関する事項を積極的に広報することにした。

チョ・ムヨン第二副市長は「排気管の方向転換事業は、社会的弱者のための事業」として、「排気ガスに曝露しやすい環境美化員に、安全な作業環境を作る」と話した。

2020年12月17日 民衆の声 イ・ソヒ記者

https://www.vop.co.kr/A00001535077.html