HLマンドの若い下請け労働者が死亡・・・ 金属労組「企業殺人の責任を問うべきだ」/韓国の労災・安全衛生2026年07月28日

全国金属労働組合は、HLマンドの平澤工場で発生した若年下請け労働者の死亡事故に関し、元請けの安全管理の不備と危険の外部委託を強く批判し、特別労働監督と経営責任者の処罰を求めた。
金属労組は24日、平澤雇用労働庁前で記者会見を行い、「若い下請け労働者が、安全装置が解除されたままで作業中に死亡した。」「企業殺人のHLマンドは、重大事故の責任を負え」と主張した。
組合によると、事故は22日午後12時48分に、HLマンド平澤工場で発生した。下請け業者のピアロディックスに所属する1998年生まれの労働者が機会の内部を点検中に機械に挟まれ、病院に搬送されたが、午後2時40分に亡くなった。入社してから1年も経っていない若い労働者だった。
インターロックが解除された状態で試運転・・・基本的な安全準則も守られていない
金属労組は、事故当時機械に設置されているべきインターロック(安全装置)は解除された状態だったと主張した。
労組は「機械の内部に人が入っていれば、機械は停止するはずだったが、事故当時はインターロックは解除されていた。」「機械の前面は開いていたが、内部に人がいることを示す表示は一切なかった」と明らかにした。
更に、作業手順書には、メイン電源を切り、LOTO(ロックアウトとタグ付け)を実施するよう規定されていたが、実際の現場では、この手順は全く守られていなかったと主張した。
また、事故当日、故人はMCT11号機の作業を終えた後、翌日に予定されていたMGT12号機の修理を事前に確認しており、11号機の作業は二人一組だったが、12号機の内部には一人で入っていたと説明した。
労組は「機械の内部に労働者がいることを知らずに試運転が行われ、稼働中の機械に挟まれて死亡した」と話した
危険の外注化が引き起こした惨事・・・事故後も資料提供を拒否
金属労組は今回の事故の根本の原因として危険の外注化を指摘した。労組は、HLマンドが機械の保守・メンテナンス業務を行うための十分な人員を直接採用せず、契約書すら作成しないまま、随時に下請け業者を呼び出して作業を委託していたと主張した。
また「元請けが、来週までと予定されていた設備の修理を今週中に終えるよう要求し、作業が無理に進められた。」「安全装置なしで、急いで作業をさせたHLマンドの明らかな企業殺人だ」と批判した。
事故後の対応についても指摘した。金属労組は「団体協約上、災害発生時には労働組合に知らせることになっているが、事故があったことすら知らせなかった。」「作業許可書や作業計画書、リスク評価などの関連資料を要求したが提供されず、事故発生から24時間経った後にようやく作業許可書と作業手順書の写真3枚だけが渡された」と明らかにした。
更に「事故発生から24時間の間、労働組合に資料すら渡さなかったのは、何を隠すためなのか」と批判した。
青年・下請け労働者の死が繰り返される・・・労働部は特別労働監督を実施せよ
金属労組は最近、現代重工業とHLマンドで続いて発生した下請け労働者の死亡事故について、「職場の最も末端で、巨大企業が作り出した危険が、若者や下請け、移住労働者を死に追いやっている」と指摘した。
更に、労働部に対し、▲事故工程の全面的な作業停止、▲特別勤労監督と安全衛生診断、▲インターロックの任意解除に関する全数調査、▲作業停止を解除する手続きの改善、▲事故の目撃者やトラウマを訴える者への治療保障などを求めた。
会社側には、▲安全人員の増員、▲労働組合の参加を基盤とした重大事故対応マニュアルの策定、▲労使共同での事故原因の調査、▲元請・下請労働者への特別安全教育、▲経営責任者の遺族への謝罪などを求めた。
金属労組は「今年3月に、マンド労働組合が14年振りに金属労組に再加入したのは、健全で安全な労働環境を作るためだった。」「危険を下請けに押し付け、重大事故が発生した後には隠蔽に走るHLマンド資本に対して、断固として責任を追及し、現場を変えていく」と明らかにした。
2026年7月24日 民衆の声 クォン・ジョンスル記者


