「息子と連絡が取れない」大田工場火災で行方不明者の家族、足が震える/韓国の労災・安全衛生2026年03月21日

20日に火災が発生した大田市の自動車エンジンバルブ製造業者・安全工業工場の前には、救助作業を行う警察官や消防士だけでなく、事故後に連絡が取れなくなった家族を待つ人々もいた。
連合ニュースによると、火災現場にいた60代の女性は「息子と未だ連絡が取れない」「どうすれば良いのか」と、足をバタバタさせた。
息子(36歳)は、火災が起きた工場の従業員で、母親は当日の昼、息子から緊急の電話を受けた。彼女は「息子が突然電話をかけてきて、『フォークリフトに火が着いた』と言った」と話した。「大変なことになったようだ」と言い、「119に電話したか」と訊かれると、「うわっ」と大声で叫んで、電話が切れた」と話した。
「まさかと思っていたが、消防から息子を捜索しているという連絡があり、直ぐに駆けつけた」と話した。
時間が経つにつれ、火災現場の前には別の行方不明者を探す家族も次第に集まってきて、黒い煙を噴き出す火災現場の前で呆然とした。
消防当局は、現場を見守っていた行方不明者の家族に「待機所で待ってください」と案内したが、彼らはなかなか足を踏み出せなかった。一部は床にそのまま座り込んだ。
30代の甥が工場で働いていると話すCさん(50代)は、連合ニュースとのインタビューで「甥が泣きながら、工場で火事が起きたと電話してきたが、現場に来てみると、救助者名簿に名前が見当たらなかった」とし、「もしかしたら何か間違っているのではないかと考えると、目の前が遠く感じられる」と話した。
失踪者の家族の大半は、まだ臨時待機所で救助の連絡を待っている。
先ほど、午後1時17分頃、大田市の安全工業工場で火災が発生した。消防当局は国家消防動員令を発令し、5時間以上にわたって消火作業を続けている。大きな火災は鎮火したものの、内部への侵入が困難で、完全に消し止めるまでには時間がかかる見通しだ。
内部での行方不明者の捜索もやや時間がかかりそうだ。 建物が火災に対して脆弱な状態であるため、安全診断を受けて初めて内部に入ることができるためだ。

この火災により、現在までに14名が連絡が取れず、重傷者・軽傷者は55名に上る。
2026年3月21日 京郷新聞 リュ・イナ記者


