金融労組「週4.5日制」要求全面ストライキ/韓国の労災・安全衛生2025年9月26日

▲ 金融労組の組合員たちが26日、ソウル世宗大路で開かれた全面スト大会でスローガンを叫んでいる。 <チョン・ギフン記者>

金融労組が週4.5日勤務制の導入を要求して三年振りに全面ストに突入した。

労組は26日、ソウルの世宗大路で全面スト宣布集会を行い、約2万2千人が参加した。

金融労組委員長は「今日の私たちを、5年後、10年後に大韓民国の国民とマスコミは、その日の金融労働者の選択が正しかったと記憶するだろう。」「労組が2002年に週休二日制を導入してから、2011年には大韓民国に週休二日制の時代が開かれたが、私たちは再びその歴史を作り出す」と話した。

地域銀行の労働者たちは、地域を生かすためにも週4.5日制が必要だと強調した。iMバンク大邱銀行支部委員長は「私は大邱で生まれて大邱で働いているが、大邱の賃金は減少し、若者たちは出て行っている。」「首都圏を除く地方は大部分がこういう姿だろうが、死んでいく私たちを生かす方法を模索しなければならない」と話した。

国策銀行の労働者たちは、政府も強く声を出すことを要求した。韓国輸出入銀行支部委員長は「常に最下位水準と比較され、現実に満足することを強要され、より良い未来を願うことは貪欲とみなされる。」「健康な未来のために共に進もうということはできないのか。知らぬ存ぜぬで一貫する使用者と政府に、我々の叫びを確かに投げかける」と話した。

国会でも労組のストを支持した。共に民主党のキム・ヒョンジョン議員は「『満腹のストライキ』という一部報道があるが、これは合法的で正当なストライキ」で、「週4.5日制は労働者の基本的な暮らし、仕事と暮らしの均衡を高め、少子化問題の解決までも繋がるもので、李在明政府が施行を約束し、世界的な傾向でもある」と声を高めた。同時に「みなさんがすべての仕事と人生の均衡を高めているという疎明感と責任感を持って欲しい。」「必ず勝利するし、私も国会で共に連帯する」と話した。

同党のパク・ホンベ議員は「金融労組の歴史は労働時間短縮の歴史であり、金融労組は我が国できちんとした産別交渉をする数少ない産別労組であるだけに、我が国の労働を変えている。」「皆さんが団結し、外注コールセンターの労働者などまで適用するなど連帯するなら、週4.5日制は必ず行われる。私もやはり国会で一緒にする」と話した。

韓国労総の事務総長は「週4.5日制は、経済を起こすための核心的な議題でもある。」「週5日制の導入に金融労組が先頭に立ったように、金融労組が先頭に立った今、大韓民国の暮らしが変わるだろう。金融労組の闘いに韓国労総が共にする」と話した。

この日、労組は週4.5日制の導入と同時に、△実質賃金の争奪、△定年延長、△新規採用拡大、△通常賃金の拡大と公正な賃金体系確立のために、総力闘争するという内容の決議文を採択し、その後、大統領室まで行進して会社側の誠実な交渉を追及した。

2025年9月26日 毎日労働ニュース イム・セウン記者

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