「高危険事業場2千ヶ所」集中指導・点検/韓国の労災・安全衛生2025年9月14日

▲ 資料写真チョン・ギフン記者

安全保健公団が7月から推進中の『安全な仕事場プロジェクト』の一環として、高危険事業場2千ヶ所、いわゆる「レッド(RED)2000」を選定し、15日から来月末まで集中管理を行うと明らかにした。

レッド(RED)2000は、公団が人工知能(AI)・ビッグデータを利用して選別した二千ヶ所の高危険事業場だ。公団はAIの予測結果を土台に、死亡事故を減らすために、△死亡事故多発の工程を行っている建設現場、△危険な機械・機構を保有する事業場、△下水・廃水処理施設を保有する製造業、△外国人を新規雇用または増やした事業場を中心に、至急に管理が必要な高危険事業場を選定した。また、来月末までに、予防活動によって五大核心危険要因(墜落、挟まり、ぶつかり、火災・爆発、窒息)を先制的に集中指導・点検する計画だ。

公団は、産業安全分野のビッグデータとAIを利用して高危険群を精密に標的化し、事故死亡予防のための先制的な対応体系を準備するために『高危険事業場AI予測システム』を開発し、昨年から運営している。労災履歴、危険な機械・機構の状況など、高危険事業場のデータ特性をAIが学習し、個別事業場の情報と比較・分析し、危険度の数値化(0~1)によって予測するシステムだ。

キム・ヒョンジュン理事長は「AI・ビッグデータ基盤の『高危険事業場予測システム』は、労災予防の効率と成果を高める戦略的アプローチ」で、「労災脆弱分野に、迅速で先制的に対応できるよう、システムを積極的に活用し、安全な仕事場を作っていく」と強調した。

2025年9月14日 毎日労働ニュース オ・コウン記者

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