京畿道、50団地に無料のラドン検査 2024年02月08日 韓国の労災・安全衛生
京畿道・保健環境研究院が、発ガン物質「ラドン」に関する道民の不安心理の解消のために、測定義務のない共同住宅から、50団地、150世帯を選定して無料の検査する。
2020年から推進された『ラドン無料検査サービス』は、測定世帯の居間などに、ラドン検出素子を90日以上付着した後に回収し、ラドン分析器を利用してラドン濃度を算出する『長期測定法』で実施する。
これは新築共同住宅を対象にする短期連続測定方法の48時間密閉方式とは異なり、実際の生活環境で住民の不便なく測定が行われるという長所がある。今年の検査対象50団地は、市・郡を通じて事前に選定した。
2023年に51団地、146世帯を対象にした測定の結果、平均濃度は57.7Bq/㎥で、2.1%に当たる3所帯から、新築共同住宅のラドン勧告基準(148Bq/㎥)を超える150.6~154.7Bq/㎥が出た。
現行の『室内空気質管理法』は、2018年1月1日以降、事業計画を承認された共同住宅に対して、施工者が室内の空気質を測定するよう勧告しているが、それ以前は、法的の測定義務と別途の勧告基準がなかった。同一団地でも、所帯の換気の程度によってラドン汚染度の結果が異なるため、ラドンの勧告基準を超過した3所帯に、ラドンの数値を下げるためには、更に頻繁な換気が必要だと説明した。
上半期(2~5月)の平均濃度は63.3Bq/㎥。下半期(9~12月)の平均濃度は53.8Bq/㎥で、実生活条件で測定したラドン(長期測定法)濃度が、換気の周期と時間の影響を受けると評価された。
合わせて、周期的な換気がラドンに対する危険を相当部分減らすことができるので、『共同住宅でのラドンなどの室内環境管理』の広報誌を、測定世帯と各市郡、共同住宅管理事務所に配布した。
ホン・スンモ粒子状物質研究部長は、「共同住宅に対するラドンの不安感を解消し、道民の生活の質の向上のために、もっと多くの生活環境サービスを、無料で提供するように努力する」と話した。
2024年2月8日 民衆の声権 クォン・ジョンスル記者