死ななければ注目されない消防士・・・「政府と国会が責任を負え」 2024年02月05日 韓国の労災・安全衛生
全国公務員労働組合消防本部(公務員労組消防本部)が5日、国会コミュニケーション館で記者会見を行い、続いた消防士たちの無念な殉職に対する政府と政界の解決策作りを求めた。
彼らは政府と国会に対して「死ななければ注目されない消防士の要求に、国会が、政府が、責任を持って解答を見出すべきとき」とし、▲相次ぐ殉職を防げなかった消防庁長の即刻交替と重大災害処罰法の適用、▲人事と予算が独立した地方消防庁の設立、大規模な人材の補充など、消防士の要求事項に対する責任ある答弁、▲すべての政党の消防・安全公約と迅速な履行などを追求した。
公務員労組消防本部のクォン・ヨンガク本部長は、消防士の手当ての引き上げ、装備拡充も必要だが、より実質的な対策作りが必要な時であることを強調し、政府と国会の役割を注文した。
彼は「消防士の人材補充、消防財源の確保、完全な国家職への転換など、消防士の安全を守ることができる根本的な対策を準備し、国民の安全を守るために犠牲になる消防士がこれ以上出ないようにすること」を求めた。
また「現場組織である消防が、本来の業務を安全にきちんとできるように、現場中心の組織に転換するべきだ」と強調し、「その出発点は、現場経験が豊富な指揮官を養成することだ。安全と退路が確保されていない現場で、進入禁止を命令できる指揮官が同僚たちの殉職を防ぐことができる」と主張した。
2024年2月5日 公務員労組 イ・スンビン記者
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