建設労組、麻浦のオフィステル新築工事の代表を告発 2024年02月06日 韓国の労災・安全衛生

建設労組ソウル京畿北部支部

麻浦区のオフィステル新築現場で労働災害が続き、労働者たちが建設会社を警察に告発した。

建設労組ソウル京畿北部支部が麻浦警察署前で記者会見を行い、麻浦ニューマートオフィステル新築工事の施工会社・ボムヤン建設と下請け会社・ソチャン建設の代表理事と現場所長など4人を、業務上過失致傷と産業安全保健法上の安全措置違反で警察に告発したと明らかにした。

労組は「麻浦ニューマートオフィステル新築工事の現場では、昨年の12月中旬から先月30日までの一ヶ月余りの間に事故が三回も発生し、一般市民1人を含む7人の死傷者を出した。」「3件は先月16日から30日までの半月間に、いずれも地下7階で発生し、建設労働者6人内の1人は、全治6週間以上の診断を受けた」と説明した。

支部は「被告発人4人は、誠実で安全に工事を進める義務があり、事故発生時に作業を中止し、事故原因を分析して再発を防止する義務があるにも拘わらず、無理な工事を進めて傷害を引き起こした」と指摘した。

支部は半月の間に地下7階で3件の事故が発生したのは、被告発人が、事故発生の可能性を無視して無理な工事を進めて現場の労働者が負傷したもので、刑法上の業務上過失致傷罪に当たると主張した。また、連続する事故に対する労災予防措置がなかったとし、産業安全保健法違反も強調した。

彼らは「建設現場は本来危険なところなので仕方ないと主張すること自体が明白な犯罪」で、「厳重な捜査によって建設現場の人命被害を防ぎ、労働者と市民の安全を保護すべきだ」と話した。

2024年2月6日 毎日労働ニュース イ・ジェ記者

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