イエメン反政府軍「紅海の船舶」攻撃、船員労連「迂回運航を」 2023年12月21日 韓国の労災・安全衛生

イエメンのイスラム反政府軍・フーシ派が、イスラエルを懲らしめるとして紅海を通る民間船舶を連続して攻撃する中、船員労連が政府と船会社に、迂回運航など船員の保護策を講じるよう求めた。

船員労連は20日に声明で、フーシ派はイスラエルのガザ地区攻撃に報復するという名目で、イスラエルの近くの紅海を通る民間船舶を攻撃したり、脅かしている。世界の主要な物流網である紅海の安全を脅かし、自分たちの立場を固めようとしていると分析されている。アメリカは民間船舶を保護するために多国籍艦隊の構築に乗り出している状況だ。

船員労連は「先月19日、バハマ国籍の自動車運搬船ギャラクシーリーダー号が拉致されたのに続き、25日にはマルタ国籍のコンテナ船がドローンで襲撃された。また、前日にはリベリア国籍のタンカー、セントラルパーク号が拉致されたが救助された。」「この海域を航海する韓国人船員の被害も憂慮される」とした。

続けて「現在、韓国政府と船主は、リアルタイム連絡網による単純モニタリングの他に、別途の対策や立場の発表がなく、船員と家族の不安・不満が高まっている。」「政府と船社は、船員の保護のために直ちに迂回運航を決め、近隣の地域を海港する船舶に乗船しているすべての船員に『下船権』を保障せよ」と強調した。

2023年12月21日 毎日労働ニュース カン・ソギョン記者

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