「エロ写真に身体接触・・・拒否すれば有給否認」,ストーキングは「労働災害」 2023年09月14日 韓国の労災・安全衛生

「ストーキング殺害事件」が発生したソウル地下鉄2号線新堂駅には、昨年9月に追悼の空間が作られた。/金ヘユン記者

「加害者は常に身体接触をしようとし、それに応じなければ権力で年次休暇の使用を差し戻し、共用のPCでエロい写真を見せました。苦情を処理する部署がないので、通報を病院の院長にしなければなりませんでしたが、調査はきちんと行われていません。」

職場の甲質119、ソウル交通公社労組、民主党のイ・スジン議員室などが、ソウル地下鉄2号線新堂駅ストーキング殺人事件の一周忌の14日に行った、『女性を生かす職場』討論会で公開されたある労働者の職場内性暴行被害の証言内容だ。この日の討論会では、最近三年余りに職場の甲質119に提供されたジェンダー暴力の情報、595件を分析した内容を公開し、ソウル交通公社の後続対策について指摘した。労働現場では依然として職場内のジェンダー暴力とストーキング事件が蔓延しているが、これを防止する措置が極めて不足だとしている。

2020年3月から2023年5月までに職場の甲質119に提供された、身元が確認されたEメールによるジェンダー暴力情報は595件に達した。これを分析してみると、労働者は「言語的なセクハラ」に26.4%、「肉体的なセクハラ」に23.9%、「容貌評価」に16.6%、「性差別表現」に14.6%など(複数回答)といった、様々なジェンダー暴力に苦しめられていた。職場の甲質119は、「性差別的ないじめと職場内セクハラだけでなく、職場内いじめまでの三重苦が続く」と指摘した。このような状況にも拘わらず、被害者が事件を通報したのは全体の31.9%(190件)に過ぎなかった。

職場の甲質119が美しい財団と一緒に、先月2日から10日まで、全国の会社員1000人を対象に行ったアンケート調査の結果を見ると、女性会社員の三人に一人の割合(35.2%)で職場内セクハラを経験したと答えた。「社会がストーキング犯罪から安全だと考えるか」については、「そうではない」という回答が84.9%だった。

新堂駅ストーキング殺人事件以後、ソウル交通公社の後続措置に対する改善の要求も出た。ソウル交通公社は事故以後、駅職員に安全保護装備の支給、二人一組パトロール基準の確立などの措置を施行中だ。職場の甲質119のキム・ウンホ弁護士は、ソウル交通公社の対策は「ジェンダーの観点に基づいて準備した措置とは思えないう問題がある。」「単純に職員の治安の問題ではなく、構造的な問題と見て、社内の実態調査を活かしたストーキング予防教育の実施と職群別の対応策、ストーキングに特化した社内規定などが必要だ」と話した。

ソウル交通公社労組のキム・ジョンソプ・メディア疎通局長は「職場内の性暴行死亡事件は、職場で起きた産業災害であり、重大な事件だ。また、(新堂駅殺人事件が)職場内いじめとジェンダー暴力事件だということは客観的な事実なのに、驚くべきことにその後も労働現場を規律する法と制度は変わっていない」と指摘した。

2023年9月14日 ハンギョレ新聞 チャン・ヒョンウン記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1108533.html