一日に小学校教師が二人自死、全教組「集団的トラウマ、特段の対策が必要」 2023年09月08日 韓国の労災・安全衛生

4日、国会前で行われた小学校教師の四十九日追悼慕集会に参加した教師たちが献花・黙祷をしている。2023.09.04 /民衆の声

一日の間に小学校の教師二人が極端な選択で亡くなり、全国教職員労働組合は「今、50万教員は集団的トラウマを経験している」として、政府と教育当局、国会に特段の対策を求めた。

全教組は「声明」を出し、大田と忠清北道で、前日、極端な選択で小学校教師が続いて死亡したことに哀悼の意を表し、このように明らかにした。

警察などによると、大田のある小学校に勤務中の40代の教師のAさんが5日に自宅で自死を試み、病院で治療を受けたが、7日午後、ついに息を引き取った。Aさんは、保護者の悪質な苦情と児童虐待という告訴で、長い間の深刻な精神的なストレスを受けてきたことが判った。忠清北道でも、30代の教師Bさんが7日、マンション団地で死亡しているのが見付かった。警察は業務が大変だと訴えて休職している状態での極端な選択と見て、正確な経緯を調べている。

7月のソウル瑞二小学校の教師の死亡以後、極端な選択をして亡くなった教師は既に五人に達すると把握されている。

全教組は「大韓民国の50万教員は、現在集団的な傷を抱えている。個人の能力と責任によって耐えなければならなかったことが、やっと公開的に明らかになり始めた」とした。

最近、全教組が緑色病院と一緒に行った「教師の職務に関する心の健康実態調査」の結果、教師たちの憂うつ症状、心的外傷後ストレス障害、自殺などの数値が、一般の職業群より遙かに高く、既に消尽状態に達していることが分かったと発表した。

全教組は「多くの教師が児童への虐待申告、悪性の嘆願、学校暴力、安全事故、保護者からの民・刑事訴訟などで苦しんでいる。」「教師が当面する威嚇と困難を放置したままで公教育の正常化を語ることはできない。傷の治癒は共同体が一緒に見付け出し、分かち合う時に軽減できる」と強調した。

同時に「50万教員のために、各市道教育庁に特別な機構を設置し、今まで教師たちが苦痛を受けてきた事例に関する全数調査を実施して欲しい。」「教育活動の過程で発生した各種の紛争と葛藤によって苦痛を受ける教師に対する具体的な治癒対策を樹立して欲しい」と要求した。

また「教育部は、学生生活指導告示案と、教権回復と保護強化の総合方案などを発表したが、予算と支援体制についての具体的な後続対策がなければ、これは宣言に過ぎない。」「これからが始まりだ。50万教師たちの教育権と教師の尊厳を守るための実践を今すぐ実行に移して欲しい」と訴えた。

2023年9月8日 民衆の声 チェ・ジヒョン記者

https://www.vop.co.kr/A00001639366.html