「月に20人」・・・ 第2四半期の建設現場での死亡労働者が増加 2023年07月26日 韓国の労災・安全衛生

今年第2四半期(4月~6月)に建設現場で死亡した労働者は63人と集計された。月に20人を超える建設労働者が仕事場で命を失ったのだ。

これは昨年同期より11人も増加したものだ。上半期(1月~6月)では118人の労働者が建設現場で死亡した。

昨年1月、光州のファジョンアイパークの住商複合マンションの崩壊現場で救助隊が行方不明者の捜索作業を行っている。/ハン・スビン記者

国土交通部は26日、今年第2四半期に建設事故による死亡者が発生した施工能力評価上位100大建設会社の11社と、事故責任のある下請け会社、公共発注工事の発注庁、許認可機関(自治体)のリストを公開した。

100大建設会社の現場での死亡者は13人で、昨年同期より3人増えた。100大建設会社の中では、現代エンジニアリングとハンファの現場での死亡者がそれぞれ2人だった。

またロッテ建設、錦湖建設、新世界建設、テグァン建営、シティ建設、ボミ建設、大宇産業開発、東門建設、イス建設現場で、それぞれ1人ずつの死亡者が発生した。

発注者別では、民間工事で43人が死亡し、昨年同期より1人増えた。公共発注工事の死亡者は20人で、前年同期(10人)の2倍に増えた。

ウォン・ヒリョン国土部長官は、第2四半期に死亡事故が発生した100大建設会社と下請け会社所管の建設現場、公共工事現場に対し、関係機関合同で特別点検を行うよう指示した。

国土部は特別点検で違法事項が発見されれば、工事中止、不良罰点賦課など、強い措置を取る計画だ。

2023年7月26日 京郷新聞 シム・ユウジ記者

https://www.khan.co.kr/national/labor/article/202307261133011