仕事で肺がんに罹った環境美化労働者4人に産災認定 2020年2月5日

公団は先月、順天市庁(2人)・咸平郡庁・大田中区庁で環境美化員として働き、肺がんに罹った4人の疾病を業務上災害と認定した。いずれも10年以上、長くは24年も働いた人がいた。
公団は、これらが肺がんの発がん物質であるディーゼルエンジン燃焼物質に長期間ばく露し、硝子ケイ酸や石綿に間けつ的にばく露した事実を認めた。一緒に申請をした一人は、勤務期間が短く、保留された。承認されるまでに2人が亡くなっている。
1988年から2012年までの24年間、順天市庁の環境美化員として働いたSさんは「清掃車の後にぶらさがって乗って、媒煙をものすごく吸い込んだ」、「素手でスレートや煉炭灰を積んでいた」と話した。
政府は業務中の事故で怪我をしたり亡くなる環境美化員が少なくないとして、2018年に「環境美化員労働環境改善法」を、昨年は「環境美化員の作業安全指針」を出した。
一部の地方自治体は環境美化員の筋骨格系に負担を与える従量袋を閉め出したり、韓国型低床清掃車輌の導入を進めているが、肺がんのような職業性がんの予防対策や環境美化員の健康管理は相対的に不十分に見える。

2020年2月5日 毎日労働ニュース ペ・ヘジョン記者