緑色病院を「全泰壱医療センター」にする準備委が発足 2023年05月11日 韓国の労災・安全衛生
緑色病院を、『全泰壱病院』を超える『全泰壱医療センター』にするための準備委員会が発足した。
全泰壱医療センター建設準備委員会が10日に全泰壱記念館で発足式を行った。準備委は、緑色病院の公益事業の拡大に向けて医療センターに転換すべきだと強調した。より多様な疾患と複雑な事故にばく露した労働者に適切な医療サービスを提供するためには、脳心血管疾患センター、応急医療センター、筋骨格系疾患センターといったセンターの設立が必要だという説明だ。
脳心血管疾患センターは、過労死の増加に伴って需要が大きくなった。長時間労働が増え、職場内いじめ、感情労働による業務ストレスが増加する中で、脳心血管疾患の発生率が高まっているためだ。救急医療センターは、感染症が流行する場合に迅速な対応が可能な感染隔離病床の確保が必要であり、ストライキと高空籠城、断食といった、労働現場に緊急状況が発生した場合の医療支援の必要のために確保すべきだとした。筋骨格系疾患センターは、国内総合病棟としては初めて、民間病院では唯一のリハビリ看護・看病統合サービス病棟を運営し、元気に業務に復帰をさせるために必要だ。
準備委員会は、200億ウォンの所要資金の内、60億ウォンを基金として造成する計画を明らかにし、「全泰壱レンガ基金」を募集する。個人一口当たり10万ウォン、団体一口当たり100万ウォンだ。後援の問い合わせは緑病院発展委員会(02-490-2002)まで。
2023年5月11日 毎日労働ニュース イム・セウン記者
http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=215002