『次のソヒ』がやり遂げた・・・現場実習生の職場内いじめ禁止 2023年3月30日 韓国の労災・安全衛生

映画「次のソヒ」のワンシーン。/ツインプラスパートナーズ提供

今後、職業系高校の現場実習生も、勤労基準法上の「職場内いじめ」禁止条項の保護を受けることになる。

教育部は30日、国会本会議で「職業教育訓練促進法」の一部改正案が議決されたと明らかにした。この法案は昨年1月と3月、正義党のイ・ウンジュ議員と共に民主党のソ・ドンヨン議員がそれぞれ代表発議したもので、先月、映画『次のソヒ』が封切りになった後、法案処理にスピードがついた。『次のソヒ』は、2017年にコールセンターの現場実習の途中で、実績の圧力などを訴えて自ら命を絶った職業系高校三年生のホン・スヨン(当時18歳)さんの話をモチーフにした映画だ。

今までの職業教育訓練促進法は実習生に、勤労基準法第54条(休憩)、第65条(使用禁止)、第72条(坑内勤労の禁止)、第73条(生理休暇)のみを適用していた。改正案は勤労基準法第7条(強制勤労の禁止)、第8条(暴行の禁止)、第9条(中間搾取の排除)、第10条(公民権行使の保障)、第36条(金品清算)、第76条の2(職場内いじめ発生時の措置)、第77条(技能習得者の保護)などを追加で適用し、罰則規定も加えた。

職業教育訓練促進法改正案の本会議通過で、今後、実習生に強制的に仕事をさせたり、暴行・脅迫・監禁した使用者を、5年以下の懲役または5千万ウォン以下の罰金刑に処すことになる。「職場内いじめ」に対しても、使用者や学校長・教師に申告することができ、申告を受けた者は直ちに事実確認のための調査をしなければならない。

2023年3月30日 ハンギョレ新聞 イ・ユジン記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/1085936.html