女性が男性より産災の危険に多く曝露 2019.12.16

12月15日、韓国女性政策研究院のイシューペーパー「作業場での女性勤労者保健安全現況と改善法案」によれば、女性集約的産業で、一日に半分以上筋骨格系に危険な状態の労働者は、男性26.4%、女性30.6%だった。一日のうち4分の1以上の比率は男性18.1%、女性18.9%で同レベルだった。
筋骨格系疾患のひとつの上肢筋肉痛の発生現況を性別・職種別に見ると、装置・機械操作と組み立て従事者は、男性の27.6%、女性の36.9%が経験した。単純労務職では男性は15.1%、女性は26.4%に発病した。技能職と技能関連の従事者でも、男性の33.5%、女性の44.6%が上肢筋肉痛に罹った。
女性労働者が比較的多い、専門家と管理職、事務、サービス、販売部門でも、女性が男性より上肢筋肉痛を多く経験した。
女性労働者は安全情報の獲得状況でも不利な環境に置かれていた。男女混合型の産業で、男性労働者の17.7%が「健康と安全に関する危険要因情報を確かに受け取っている」と答えた反面、女性労働者は11.2%に止まった。男性集約産業では、男性の24.5%が受け取ったと答えたが、女性は14.7%だった。
キム研究委員は、「性別によって差別されたり見過ごされないように、性別要因を考慮して産業安全保健法を再整備すべきだ」とし、「安全保健教育をし、安全施設・保護装備を備える時も、性別の身体条件の差を考慮しなければならない」と注文した。

2019年12月16日 毎日労働ニュース キム・ハクテ記者