最近5年間、下水・廃棄物の処理中に146人死亡 2023年1月18日 韓国の労災・安全衛生

最近5年間で下水・廃棄物処理業種で146人が労災によって死亡したことが分かった。

国会行政安全委員会のヨン・ヘイン「基本所得党」議員は、勤労福祉公団から受け取った『労災保険小業種の衛生および類似サービス業、下水道業に対する2018年から2022年9月までの労災現況』資料を分析した結果を明らかにした。

資料によると、過去5年間の総被災者は6306人で、事故災害が5432人(86.1%)、疾病災害が874人(13.9%)だった。事故災害と疾病災害ともに、毎年増加傾向を示した。死亡者全体は146人で、事故死亡が94人(64.4%)、疾病死亡が52人(35.6%)だった。事故死亡と疾病死亡は2020年までは減少したが、2021年に再び増加傾向に転じた。

雇用労働部と安全保健公団は、昨年11月に出した『50人未満の中小企業のための安全保健管理体系構築ガイド』で、下水・廃棄物処理、原料再生業を高危険五業種の一つに分類した。2017~2021年の5年間、下水・廃棄物処理、原料再生業関連業種で事故死亡者は79人だ。死亡類型別に見ると、落下(22人)が最も多く、衝突(19人)、挟まれた(13人)、物体にぶつかり(5人)、酸素欠乏症(5人)が後に続いた。

ヨン・ヘイン議員は「労働部が下水・廃棄物処理業種を高危険業種に指定して、安全ガイドブックまで製作した」としながら、「最も確実な安全対策は該当業種に対する(委託雇用ではなく)国家・地方自治体の直接雇用によって安全を保障すること」と強調した。

2023年1月18日 毎日労働ニュース ヨン・ユンジョン記者

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