労災保険審査結果通知、今はカカオトークで 2022年6月21日 韓国の労災・安全衛生

これから労災審査の結果をカカオトークなどのモバイル電子文書で確認することができる。

勤労福祉公団は、労災保険審査決定書をモバイル電子文書の形で発送するシステムを先月30日に導入して運営していると明らかにした。

労災保険審査請求制度は、被災労働者と家族が一線機関の労災保険給付決定の処分などに不服な場合、労災補償保険審査委員会に審議を申請できるようにした制度。毎年、1万1千件の労災療養承認、障害等級判定、休業・遺族給付などの支給に関する事件を扱う。

公団が審査決定書をモバイル電子文書の形で請求人に発送すれば、請求人はカカオトークとカカオペイなどによって審査決定書を確認できる。昨年、ペーパーレス促進のモデル事業に選定され、政府の支援を受けて導入することになった。紙による出力と郵便発送に付随する行政費用を、年間1億4千万ウォン近くも節減するものと期待される。

被災労働者たちは、3日近くかかっていた審査請求結果の通知期間が短くなり、書留郵便を直接受け取る手間がなくなった。電子文書はスマートフォンで直ぐに確認でき、ファイルとして保管できる。

カン・スンヒ公団理事長は「迅速な災害労働者の権利救済、紙のない、環境にやさしい社会の具現と、不必要な行政費用の節減に寄与することになった」とし、「今後、モバイル電子文書の発送システムを、公団の他の業務にまで拡大するデジタル革新を引き続き進める」と話した。

2022年6月21日 毎日労働ニュース キム・ミヨン記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=209497