カンボジア移住労働者の故ソッケン氏、労災申請 2021年12月21日 韓国の労災・安全衛生
移住労働者寄宿舎労災死亡事件対策委員会が、カンボジア移住労働者の故ソッケンさんの遺族の委任を受け、労災を申請した。
対策委は20日に報道資料を出し、「遺族給付・葬祭料の請求書を勤労福祉公団の議政府支社に提出した」と明らかにした。ソッケンさんは1年前のこの日、京畿道抱川市の野菜農家の近くのビニールハウスの宿舎で遺体で発見された。
ソッケンさんは食道静脈瘤が破裂した状態だった。対策委は「冬の時期には食道静脈瘤破裂とそれによる死亡率が高いという論文が報告されている」とし、ソッケンさんの死が業務上の災害だと主張した。
対策委は「気温が氷点下16度まで下がるなかで、適切な暖房措置なしに過ごすことは、肝硬変とその合併症によって食道静脈瘤が発生した患者には、突然出血を誘発する可能性があると判断される」と説明した。
更に、「食道静脈瘤を持つ患者が、過剰な身体的負担になる作業や過労状態に置かれているとすれば、これも同様に食道静脈瘤破裂の危険要因と言える」と付け加えた。
2021年12月21日 毎日労働ニュース 編集部
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