検察『労働者が挟まれて死亡』、現代重工業を起訴 2021年11月19日 韓国の労災・安全衛生

現代重工業蔚山造船所全景/ホン・ジュンピョ記者

蔚山地検が労働者の挟まれ死亡事故に関連して、現代重工業の法人を産業安全保健法違反で、事業部代表のA(60)さんと部長のB(53)さん、チーム長のC(53)さんら4人を業務上過失致死の疑惑で起訴したと明らかにした。検察は事故関連の業務責任者をすべて起訴したと強調した。

現代重工業蔚山造船所で、2月に船舶の外板の固定作業をしていた労働者が、鉄板に挟まれて亡くなるという事故が発生した。クレーンで鉄板を移送した後、完全に固定されていない状態で解体したために事故が発生した。Aさんらは船舶の外板の組み立て場で、落下防止の安全対策などの重量物作業計画書を作成していなかったという疑惑を受けている。また、立入禁止区域の設定など、危険防止措置をしていなかったとされた。

蔚山地検の関係者は「重大災害の頻発業者を対象に、産業安全犯罪に関連する機関と合同現場点検を行って事故予防に取り組む。」「産業安全犯罪に対しては厳正に対応する方針」と明らかにした。

合わせて、重大災害事件を捜査している間に再び死亡事故が発生する事件が多い点を考慮して、事故が起きれば直ちに労働庁と合同現場検証を実施するなど、合同捜査体系を構築する予定だと話した。

現代重工業では2019年9月から昨年5月までに重大災害が5件発生し、これに関連して6月には代表理事など16人が不拘束起訴され、裁判を受けている。

2021年11月19日 毎日労働ニュース ホン・ジュンピョ記者

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