予備労働者の安全教育を始めた建設労組 2021年9月29日 韓国の労災・安全衛生

建設連盟の付属機関の全国建設技能訓練就職支援センターと建設労組は28日、坡州でソウル工業高校の土木建築科の学生に標準安全作業教育訓練と現場安全教育を実施した。/建設労組

建設労組が予備労働者である特性化高校の学生を対象に、安全教育と現場教育訓練をした。安全保健公団が行う安全文化拡散公募事業の一環だ。

建設産業連盟の付属機関の全国建設技能訓練就職支援センターと建設労組は28日、坡州の建設技能学校で、ソウル工業高校の土木建築科の学生に、標準安全作業教育訓練と現場安全教育を実施した。

今回の教育は、建設会社や公務員、建設現場への就職を目標にしている学生19人に技術教育をして、建設現場の実際の様子を見せる手順で行った。

建設現場には、標準化された作業は事実上存在しない。労働者がお互いに技術を伝授したり、見よう見まねで真似をして習得するケースが大部分だからだ。労組は建設技能を標準化する作業を進めている。例えば、コンクリート打設に必要な型枠を製作する形枠大工の仕事を標準化して教材にするという形だ。コンクリートの圧力に耐えられるように丈夫に型枠を作って、労働者が怪我しないように安全に仕事をする方法を標準化する形だ。

建設現場でしばしば発生する産災を予防する措置と、対処方法も教材に入れた。教育の後は学校の近くの建設現場を訪問して、作業が実際に行われる状況を見守った。

支援センターのイ・ヨンロク運営委員長は、「学生を対象に標準安全作業教育訓練をすれば、建設現場の有害・危険要因を正確に判断して、適切に対応する能力を備えることができる」とし、「安全に対する権利意識を強化して、建設現場での実質的な安全を保障していく契機になる」と期待した。

2021年9月29日 毎日労働ニュース チェ・ジョンナム記者

http://www.labortoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=205156